金泰均 (1982年生の内野手)

金泰均 (キム・テギュン)について

金 泰均（キム・テギュン、韓国語：김태균、1982年5月29日生まれ）は、韓国の忠清南道天安市出身の元プロ野球選手であり、主に内野手として活躍しました。右投げ、右打ちのスタイルで知られる彼は、国内外で数多くの記録を打ち立て、その名を広めました。

経歴

プロ入り前

金泰均は、天安北一高校で過ごす間、厳しい練習に明け暮れていました。2000年にはカナダ・エドモントンで開催されたAAA世界野球選手権大会に韓国代表として出場し、チームの優勝に貢献しました。この時のチームメイトには、李大浩、鄭根宇、秋信守など、後に名を馳せる選手たちがいました。

ハンファ時代

2001年、金泰均は高卒ルーキーとしてプロ入りし、開幕から1軍に選ばれるも、成績不振で2軍に降格。しかし、彼は腐らずにバッティングフォームを改造し、2軍で圧倒的な成績を残しました。その結果、再度1軍に昇格し、重要な場面で結果を出しました。その年は、規定打席に達しなかったものの新人王に選出されました。

[2006年]]には第1回ワールド・ベースボール・クラシック]の[[韓国代表にも選ばれましたが、李承燁の控えとなり、出場機会は限られました。代表チームは快進撃を続け、特例的に兵役が免除される結果となりました。2008年には、北京オリンピック代表入りが懸かったが、怪我とポジションの重なりから選ばれず、それでも彼はシーズンを通算で打率3割2分4厘、31本塁打と素晴らしい成績で締めくくりました。

千葉ロッテ時代

2009年、金泰均は千葉ロッテマリーンズに加入しました。背番号は「52」。ロッテ入団初年度の2010年、彼は4番としてチームの中心選手として活躍しました。特に札幌ドームでの日本ハム戦でのサヨナラ安打が印象的です。

ただ、シーズン後半は成績が下降し、最終的に打率.268、本塁打21、打点92という成績でした。2011年は怪我に悩まされ、活躍の場を失い、未発表の退団が決まりました。金泰均は日本でのプレーを振り返り、「野球が面白くなかった」と語り、契約満了後にハンファへ戻りました。

第二次ハンファ時代

2011年末には再びハンファと契約を結び、2012年には年俸15億ウォンを受け取る選手となりました。金泰均はその年、最高打率を記録し、首位打者に輝くなど、一時は4割を超える打撃で注目を浴びました。2019年には3度目のFA行使を行い、再契約を果たしましたが、2020年のシーズンに引退を決意しました。

現役引退後

引退後、金泰均は解説者として活躍し、同時にハンファのスペシャルアドバイザーに就任しました。彼の背番号「52」は球団の永久欠番として登録され、韓国プロ野球の伝説的存在として記憶されています。彼の選手としての特徴は、パワフルなスイングと選球眼の良さが挙げられます。

総評

金泰均は韓国野球界のアイコン的存在であり、国内外でその実力を示しました。長打力に優れ、打撃成績は常に高水準で、その名前は野球ファンの記憶に深く刻まれています。彼の功績は後に続く選手たちの模範となることでしょう。

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