金珍洙

金珍洙：国際舞台を駆け抜けた韓国代表DFの軌跡

金珍洙は1992年6月13日、大韓民国全羅北道全州市で生まれました。左サイドバックとして知られる彼は、韓国代表として国際舞台で活躍する傍ら、数々のクラブを渡り歩き、類まれなキャリアを築き上げています。

アルビレックス新潟時代：Jリーグ挑戦と苦難

高校時代からJリーグ入りを志し、独学で日本語を習得した金珍洙は、2012年、慶熙大学校からアルビレックス新潟へ入団しました。期待のルーキーとしてプレシーズンマッチから活躍を見せ、初出場で得点を挙げるなど、将来性を予感させるスタートを切ります。しかし、チームが降格圏に低迷する中で、金珍洙自身も適応に苦しみ、警告による退場や、監督交代による影響も受けました。大きな怪我に見舞われながらも、シーズン終盤にプロ初ゴールを決め、チームのJ1残留に貢献するなど、その経験は彼のキャリアに大きな影響を与えました。

ドイツ挑戦とKリーグ復帰

2014年にはドイツ・ブンデスリーガのTSG1899ホッフェンハイムへ移籍し、ヨーロッパの舞台に挑戦。その後、2017年に古巣である韓国の全北現代モータースへ完全移籍しました。母国でのプレーは、新たな挑戦であり、彼のキャリアにとって重要な転換期となりました。

サウジアラビア、そして再び全北現代へ

2020年にはサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルFCへ完全移籍。しかし、2021年には期限付き移籍で全北現代モータースへ復帰しました。そして、2022年には期限付き移籍期間が延長され、2023年にはアル・ナスルとの契約を解除し、完全移籍で全北現代モータースに復帰。様々な国でプレーすることで、金珍洙はサッカー選手として、そして人間として大きく成長を遂げました。

韓国代表での活躍と栄光

U-17世代から韓国代表に選出され、2011年のU-20ワールドカップ出場など、若い頃から国際舞台を経験してきました。2013年にはA代表デビューを果たし、2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会のメンバーにも選出されましたが、怪我のため出場は叶いませんでした。しかし、同年に行われた仁川アジア大会では優勝に貢献し、兵役免除という大きな成果も得ています。その後も、AFCアジアカップなど、数々の国際大会に出場し、韓国代表として活躍し続けています。

まとめ

金珍洙は、Jリーグ、ブンデスリーガ、Kリーグ、サウジリーグと、異なるリーグで活躍し、常に高いレベルでプレーを続ける、類まれな能力を持つ選手です。困難を乗り越え、成長を続ける彼の姿勢は、多くのサッカーファンに勇気を与え続けています。韓国代表として、そしてクラブ所属選手として、今後の活躍にも期待がかかります。彼の今後のプレーから目が離せません。

もう一度検索