金珠熙

金珠熙（キム・ジュヒ）

金珠熙（キム・ジュヒ、1986年1月13日生まれ）は、大韓民国・ソウル出身の女子プロボクサーです。彼女は特に初代WBA女子世界ライトフライ級王者として名を馳せ、数々の重要なタイトルを獲得しました。

来歴

金珠熙は2001年6月30日に大田で沢井美和と対戦し、デビュー戦を勝利で飾りました。試合は4回判定で、金は幸先の良いスタートを切ります。しかし、翌年の2002年11月16日には、ソウルで李仁栄と行った韓国フライ級王座決定戦で初の黒星となる4回1分20秒のKO負けを喫し、王座獲得を逃しました。

その後、金は2003年3月29日に李惠琳と再び韓国フライ級王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちを収めて王座を獲得します。続いて、2004年12月にはメリッサ・シャファーとのIFBA世界ライトフライ級王座決定戦でも勝利し、さらにその後の試合でもタイトルを保持し続けました。

2005年には初防衛を成功させ、以降もマリアンヌ・チュビルカや天海ツナミとの試合で防衛を続けました。特に2007年8月24日には、櫻田由樹とのWBA女子世界ライトフライ級初代王座決定戦でTKO勝ちし、このタイトルを手に入れることに成功しました。続いて2008年6月28日には、李海麗とのWIBA世界ライトフライ級王座決定戦でも勝利し、キャリアにおける重要な成功を収めました。

しかし、2009年には大きな転機が訪れます。金は暫定王者のジェシカ・ボップとの統一戦を拒否したため、正規王座を剥奪されてしまうのです。この出来事は彼女のキャリアに影響を与えましたが、その後の試合では、再び高みを目指す姿勢を貫きました。

特に2010年と2011年には、複数の王座での防衛を成功させ、各種タイトルを手に入れました。2012年3月30日にはプロイナパ・サクルンルーンとの試合での勝利を収め、WIBA王座を4度、防衛し続けました。

戦績

金珠熙のボクシングキャリアは、19戦17勝（8KO）、1分、1敗という結果を残しています。彼女は、韓国女子フライ級王座やIFBA世界ライトフライ級王座、初代WBA女子世界ライトフライ級王座を含む様々なタイトルを獲得し、特にWIBA世界ライトフライ級王座は5度防衛するなど、その実力を証明しました。また、WIBF世界ライトフライ級王座、GBU女子世界ライトフライ級王座、WBF女子世界ライトフライ級王座も獲得し、多くのファンから支持を受けました。

金珠熙は女子ボクシングの歴史において重要な存在であり、彼女の情熱や努力は、多くの選手にとって模範となっています。

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