金相勳

金相勳（キム・サンフン、1977年10月27日生まれ）は、韓国出身の元プロ野球選手です。

経歴

1996年のドラフト会議で、ヘテ・タイガースから1位指名を受けましたが、入団せずに高麗大学校へ進学しました。大学時代には、韓国代表の正捕手として国際舞台でも活躍。卒業後の2000年に、改めてヘテ・タイガースに入団しました。

2001年には、127試合に出場し、チームの正捕手としての地位を確立。同年、ヘテから起亜へと親会社が変わり、チーム名も起亜タイガースとなりましたが、その後も長年にわたりチームを支え続けました。

2008年は、怪我の影響もあり、出場試合数が8年ぶりに100試合を下回り、自己最低の35試合出場に終わりました。しかし、翌2009年には正捕手として見事に復活。勝負強い打撃で自己最多となるシーズン12本塁打、65打点を記録し、チームの12年ぶりの韓国シリーズ優勝に大きく貢献しました。ゴールデングラブ賞も受賞しています。

2011年以降は、後輩の車一木（チャ・イルモク）に出場機会を譲る場面も増えましたが、チームを支えるベテランとして存在感を示しました。

2014年7月22日、現役引退を表明。長年のプロ野球選手としてのキャリアに終止符を打ちました。

引退後の2015年からは、起亜タイガースのコーチに就任し、後進の育成に尽力。2024年からは、戦力分析コーチとして、チーム全体の戦略立案に携わることになりました。

詳細情報

年度別打撃成績などの詳細な情報は、韓国の野球関連サイトなどで確認できます。

背番号

12 （2000年）
22 （2001年 - 2014年）
92 （2015年 - 2018年）
71 （2019年 - 2020年）
72 （2021年 - 2023年、2024年）

韓国での獲得タイトル・記録

ゴールデングラブ賞：1回(2009)

金相勳は、その卓越したキャッチング技術と勝負強い打撃で、多くの野球ファンを魅了しました。引退後も、コーチとしてチームに貢献し、その経験と知識を若い世代に伝えています。

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