釜石バイパス

釜石バイパスは、岩手県釜石市を通過する国道45号のバイパスとして機能しています。この道路は、釜石市街地の交通渋滞を緩和することを主な目的として、1988年に片側1車線で開通しました。

バイパスの特に特徴的な区間は、港町一丁目十字路から天神トンネルまでの間にある「釜石高架橋」です。この高架橋は、市街地を見下ろすように建設されており、景観的にも重要な要素となっています。また、高架橋部分には、国道と市道のそれぞれに専用の信号機が設置されています。

重要な点として、天神トンネルと釜石高架橋の区間は、歩行者や自転車などの軽車両は通行することができません。これらの車両は、高架橋下の側道を利用する必要があります。これは、安全性を確保するための措置です。

釜石バイパスの開通に伴い、旧ルートは一部が別の道路に格下げされました。具体的には、南半分は国道283号に、中半分は岩手県道4号釜石港線に、そして北半分は市道にそれぞれ格下げされています。県道4号とは立体交差しており、高架橋下の側道を利用して接続します。なお、釜石高架橋に入ると、宮古方面へは鳥谷坂トンネルを抜けるまで、大船渡方面へは「矢の浦橋北十字路」に達するまで、他の一般道へ出ることができません。


路線データ

起点：釜石市松原町三丁目（釜石松原郵便局前のT字路、国道283号花巻・遠野方面との交点）
終点：釜石市天神町（宮古方面のみ接続のハーフインターチェンジ）


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