釧路地方裁判所

釧路地方裁判所の概要

釧路地方裁判所（くしろちほうさいばんしょ）は、北海道の釧路市に位置する日本の地方裁判所の一つです。この裁判所は、北海道全域を管轄しており、略称として「釧路地裁」と呼ばれることが多いです。さらに、帯広、網走、北見、根室に支部を設けており、地域の裁判業務を効果的に行っています。

管轄と支部

釧路地区には、8つの簡易裁判所が設置されており、釧路市だけでなく帯広、網走、北見、根室といった幅広い地域に法的なサービスを提供しています。また、この地裁内には、釧路・帯広・北見の検察審査会もあり、法的な手続きや審査が円滑に行われるよう支援しています。

沿革

釧路地方裁判所の歴史は1882年まで遡ります。最初は根室町に設置された根室始審裁判所から始まりました。その後、1905年に釧路支部が設置され、1916年には現地に移転し釧路地方裁判所と改称されました。支部の設置や移転が行われ、その後の法的な枠組みが整備されてきました。

所在地

• - 本庁所在地: 釧路市柏木町4-7 （アクセス: JR釧路駅からバスで「裁判所坂下」停留所下車徒歩3分）
• - 帯広支部: 帯広市東8条南9丁目1 （アクセス: 帯広駅北口バスターミナルからバスで「裁判所前」停留所下車すぐ）
• - 網走支部: 網走市台町2丁目2-1 （アクセス: 網走駅からバスで「台町2丁目」停留所下車徒歩2分）
• - 北見支部: 北見市寿町4丁目7-36 （アクセス: 北見駅からバスで「花月町」停留所下車徒歩3分）
• - 根室支部: 根室市敷島町2丁目3 （アクセス: 根室駅から徒歩10分）

管轄エリア

釧路地方裁判所の本庁は、釧路市、釧路郡、厚岸町、浜中町など、多岐にわたる地域を管轄しています。また、各支部もそれぞれの地域を担当し、具体的には帯広支部は帯広市とその周辺を、網走支部は網走市やその近隣をカバーしています。これにより、地域の法律問題に迅速に対応できる体制が整えられています。

歴代所長

釧路地方裁判所の歴代所長には、多くの優れた法曹が名を連ねています。例として、1990年から1993年まで上野茂氏が所長を務め、その後も多くの判事がこの重要な役割を担ってきました。最近では2023年から青沼潔氏が所長として活動しています。

おわりに

釧路地方裁判所は、地域の法律問題に対処するための重要な機関となっており、その機能は地域社会の安全と安定に寄与しています。各支部や簡易裁判所が設置されていることで、住民に対するアクセス性も高く、正義の実現に向けて日々努めています。

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