釧路市立幣舞中学校

釧路市立幣舞中学校の概要

釧路市立幣舞中学校は、北海道釧路市にある公立の中学校です。釧路駅からおおよそ南東方向に2.5キロメートルの距離に位置し、周囲には美しい春採湖や市立釧路総合病院があります。学校は2019年度のデータに基づくと、1年生は3クラス、2年生と3年生はそれぞれ2クラスが編成されており、その学年カラーはレッド、ブルー、そしてイエローです。以前はレッド、ブルー、グリーンが使用されていましたが、2018年度にデザインが変更されています。また、男子の制服には学ラン、女子の制服にはセーラー服が採用されています。体育の授業では、校歌に合わせた「幣舞体操」という独自の準備体操を行う伝統も持っています。

校舎の特徴

校舎は著名な建築家毛綱毅曠が設計し、3階建ての特徴的な構造を持っています。特に、アーチ型のデザインが目を引きます。2階と3階の間には吹き抜けのホールがあり、その部分には美しいステンドグラスが配置されているため、訪れる観光客が近隣の釧路市立博物館と間違えることもあるほどです。また、この特異な構造のために建築を学ぶ学生が見学に訪れることもあります。しかし、残念ながら老朽化が進み、雨漏りなどの問題が発生しているにもかかわらず、根本的な補修は行われていません。特に、冬季には校門から生徒玄関への路面が凍結しやすく、安全対策が求められています。

校歌と沿革

校歌は宮川正男によって作詞され、石丸基司によって作曲されています。学校は2004年4月1日に釧路市立東中学校と釧路市立弥生中学校が統合する形で新たに開校されました。

年間行事

幣舞中学校では年間を通じて様々な行事が予定されています。4月には入学式と始業式が行われ、5月には1年生を対象とした炊事教室や球技大会があります。6月には3年生の修学旅行と2年生の宿泊研修、前期中間テストが実施されます。7月には体育祭、8月には夏休み明けの集会が行われ、9月は前期期末テストと文化祭が続きます。10月には生徒会役員選挙と前期終業式、後期の始業式があり、2年生は職場体験も行われます。さらに11月には後期中間テスト、12月には冬休み前集会、1月には冬休み明けの集会が開催されます。最後に3月には学年末テストや卒業式が行われるなど、学生たちは多忙な日々を送ります。

授業の特色

幣舞中学校の授業には、特に2・3年生の数学と英語において進度別のクラス分けが行われます。これにより、各生徒の学習進度に応じた授業が提供されることを目指しています。

部活動

部活動は生徒全員が必須ではなく、選択制です。運動部にはサッカー部、野球部、男子と女子のバスケットボール部、女子のバレーボール部、陸上部、アイスホッケー部があります。また、文化部には吹奏楽部や美術部がありますが、過去にはネイチャーボランティア部も存在していました。

生徒会と学級組織

生徒会は会長1名、副会長・書記各2名、会計3名の計8名からなります。他の委員会との兼任はできないため、それぞれの役割に専念することが求められます。学級会長は各クラス1名で、計画委員会に出席します。役割は毎年10月に変更されるため、新たなリーダーシップが求められています。生徒は体育、図書、美化、放送、保健、学生新聞編集委員、選挙管理委員などさまざまな専門委員会に参加することも可能です。

アクセス

釧路市立幣舞中学校へは、釧路駅からくしろバスを利用してアクセスできます。「幣舞中学校」バス停で降りれば、すぐに学校に到着します。

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