鈴木くんのこんがりトースト

鈴木くんのこんがりトースト

『鈴木くんのこんがりトースト』は、1985年4月8日から1990年4月6日までTBSラジオで放送されていた平日朝のニュース・情報ワイド番組です。この番組は、1985年春の大幅な改編により、既存の番組枠を刷新する形でスタートしました。

番組のスタート

放送開始に際し、3つの番組を残しつつ、他の9時間半にわたる時間帯を一新し、新たに『スーパーワイドぴいぷる』とともにスタートしたのがこの番組です。また、単独番組であった『サラリーマンニュースショー 朝のファンファーレ』や『歌のない歌謡曲』もこの枠に統合されることで、より充実した内容を提供することができました。

番組の構成

オープニングは、長めのジングルから始まり、その後鈴木氏がBGMなしでヘッドラインニュースを伝える形式を採用していました。続いてテーマミュージックが流れ、両キャスターが挨拶やフリートークを行いました。テーマミュージックの間にはアシスタントによる「とびきりモーニング」のタイトルコールが行われ、新鮮な朝のニュースが紹介されました。

主な出演者

この番組では、TBSのアナウンサー鈴木順氏がメインキャスターとして活躍しました。また、初代アシスタントとして長谷川昌子氏が1985年4月から1986年4月まで、続いて遠藤泰子氏が1986年4月から1990年4月まで出演しました。遠藤氏は後に続く『森本毅郎・スタンバイ!』でも活躍を続けました。

コーナー紹介

とびきりモーニング（6:30）

このコーナーでは、朝の最新ニュースや話題を幅広く取り上げており、リスナーからの電話による参加も促していました。

歌のない歌謡曲（6:45）

松下電器グループが提供するこのコーナーは、番組開始から生放送へと変更されましたが、アシスタントは別のパーソナリティが担当しました。

朝のファンファーレ（7:00）

このコーナーは、後の「ニュースズームアップ」に相当し、前番組から引き継いだニュースコーナーです。日替わりで岩見隆夫や福岡政行といったコメンテーターが登場しました。

俺たちサラリーマン（7:30）

サラリーマンにまつわる意識調査を行うこのコーナーでは、興味深い企画が展開され、機関誌『俺サラ新聞』やサラリーマンバンドのコンテストも行われました。

青島幸男の明日があるさ（7:40）

放送作家でありタレントの青島幸男氏が語るトーク番組として、多様な話題が取り上げられました。

日本全国8時です（8:00）

全国のニュースや話題を紹介し、系列局との中継も行うコーナーでした。日替わりコメンテーターが登場する姿も見られました。

話のオアシス（8:20）

リスナーからの電話メッセージや生中継を行うこのコーナーでは、交通情報も充実しており、スムーズな通勤をサポートしていました。

テーマ音楽

番組のテーマ音楽には、カシオペアの「FRUIT SALAD SUNDAY」が使用されており、朝の爽やかさを引き立てる要素となっていました。

総じて、『鈴木くんのこんがりトースト』は、充実したコーナー構成と魅力的な司会者により、多くのリスナーに支持された朝の情報番組として記憶されています。

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