鈴木叶

鈴木 叶について

鈴木 叶（すずき きょう）は、2006年3月21日生まれで静岡県掛川市から登場したプロ野球選手で、東京ヤクルトスワローズに所属する捕手です。鈴木は右投右打で、野球選手としての才能を早くから発揮しています。

経歴

プロ入り前

鈴木は小学校1年生のときに野球を始めました。出身地の掛川市の西山口野球少年団で基礎を学び、掛川市立東中学校に進学すると、浜松南リトルシニアという硬式野球クラブチームに所属しました。中学校3年時には選抜大会や日本選手権に出場し、チームはベスト8に進出する成果を上げました。

その後、常葉大学附属菊川高等学校に進学し、正捕手として4番打者も務めることになりました。特に2019年の第95回記念選抜高等学校野球大会においては、専大松戸との試合で気を吐き、チームの活躍に貢献しますが、残念ながら大会は敗退しました。しかし、その後の夏の静岡大会では左手の有鈎骨を骨折し、苦しい状況の中で戦いました。高校では通算21本塁打を記録するなど、目立った存在となりました。

プロ入り

2023年10月26日に行われたドラフト会議で、鈴木は東京ヤクルトスワローズから4位指名を受けました。11月23日には静岡の掛川市内で契約交渉を行い、契約金3500万円、年俸は550万円（ともに推定）での仮契約を成立させました。鈴木の背番号は65に決まり、担当スカウトは中西親志氏です。

ヤクルト時代

鈴木は2024年にプロ入りし、3月16日のイースタン・リーグ開幕戦で、オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ戦に6番捕手として先発出場。その試合ではサヨナラ勝ちとなる適時打を含む3安打2打点という輝かしい成績でチームの勝利に貢献しました。さらに、3月20日には北海道日本ハムファイターズとの試合で公式戦初本塁打を記録しました。

その後、捕手陣の主要選手が離脱しており、6月11日には一軍に初昇格。6月12日の福岡ソフトバンクホークス戦では、球団史上3番目の若さでの先発捕手として出場しました。この試合ではプロ初安打となる適時打を放ち、2安打2打点を記録。守備でも先発投手をしっかりリードし、チームは7回1失点に抑え込むなど素晴らしいパフォーマンスを見せましたが、中村の復帰に伴い、21日に登録を抹消されました。

個人の背景

名前の「叶」という漢字には特別な意味が込められており、WBC第一回大会の日本代表が優勝した日の記念に名付けられました。「日本の夢が叶った日、自分の夢も叶えてほしい」という願いが込められています。

詳細情報

初記録

• - 初出場・初先発：2024年6月12日、対福岡ソフトバンクホークス戦（みずほPayPayドーム福岡）、8番捕手
• - 初打席：同試合で3回に空振り三振
• - 初安打・初打点：同試合において4回に左前適時打を記録

背番号

• - 65（2024年 - ）

鈴木 叶は、若手選手としての将来に大きな期待が寄せられており、今後の活躍が楽しみな選手です。

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