鈴木哲也 (ボクサー)

鈴木哲也のボクシングキャリア

鈴木哲也（すずき てつや）は、1982年4月4日生まれの日本のプロボクサーで、大阪府八尾市にルーツを持ちます。彼は第53代日本ミドル級王者および第41代OPBFミドル級王者として知られています。鈴木選手は六島ボクシングジムに所属し、大阪府立布施工科高等学校を卒業後、ボクシングの道を歩み始めました。

幼少期・ボクシングの始まり

高校入学と同時に進光ボクシングジムでボクシングを始めた鈴木は、17歳でプロライセンスを取得します。プロデビュー戦は1999年10月21日で、見事に3ラウンドKO勝利を飾りました。当時はスーパーライト級で活動していましたが、同年に父が亡くなり、家業の鉄骨業を継承することになります。

キャリアの初期段階

2000年には西日本新人王戦に参戦するも、中村竜仁に敗れて2回戦での敗退を余儀なくされます。翌2001年には再度西日本新人王にエントリーしますが、決勝で丸元大成に判定負け。この頃は勝ちと負けが交互に続く厳しい時期でした。

順調な勝利と王座挑戦

2004年と2005年には韓国やタイの選手に勝ち続け、日本ランキングでも1位に名前を連ねることに成功します。そして2006年2月18日、鈴木は日本ミドル級王者の板垣俊彦と対戦しますが、判定負けを喫し、王座獲得には至りませんでした。

2008年には日本ミドル級王者の江口啓二と対戦し、念願の王座奪取に成功。この試合では、個人的に親交の深いトミーズ雅がセコンドとして付き添い、鈴木の引退もかかった一戦であることが注目されました。結果として鈴木は勝利を収め、プロとしてのキャリアを大きく前進させました。

初防衛とその後の波乱

2009年4月11日、鈴木選手は大阪府立体育会館でチャンピオンカーニバルに臨み、初防衛に成功します。翌月、OPBFミドル級王座決定戦では、韓国の呉必勝に勝利し、王座を獲得、日本王座とOPBF王座の統一も果たしましたが、その後の防衛戦で苦戦し、王座から退くことになります。

最後の戦い

2011年には六島ジムに移籍し新たな挑戦を開始しますが、2014年3月には高山樹延に挑むも判定負けを喫します。この試合をもって鈴木は引退を表明しました。直近の戦績では、41戦29勝17KO、12敗という数字が示すように、非常に多くの勝利を収めてきた選手です。

獲得タイトル

鈴木哲也の獲得したタイトルは以下の通りです：

• - 第53代日本ミドル級王座（防衛3）
• - 第41代OPBF東洋太平洋ミドル級王座（防衛0）

鈴木哲也のキャリアを通じて、多くの試練と成功を経験した彼の姿は、ボクシング界で輝かしい存在感を持ちました。彼の歩みは、多くのファンに深い感動を与え続けています。

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