鈴木稔弘

鈴木 稔弘（すずき としひろ）

鈴木稔弘は、1996年12月11日に東京都足立区で生まれたプロボクサーです。彼は志成ボクシングジムに所属し、兄である鈴木雅弘もプロボクサーとして活動しています。稔弘は、早くから才能を発揮し、インターハイでは優勝を果たし、国際舞台でもその名を刻みました。

学生時代の栄光

鈴木は駿台学園高校に在籍中、ボクシング界での成功を収めました。2014年にはAIBA世界ユース選手権で銅メダル、南京ユースオリンピックでも銀メダルを獲得し、その名声を高めました。その後、日本大学生物資源科学部に進学し、ボクシング部の主将として活動しましたが、全日本選手権では2度準優勝に終わる結果となりました。彼の学生時代は多くの栄光と挫折に満ちていました。

プロ転向への道のり

卒業後、鈴木はプロボクサーを目指して兄と共に角海老宝石ジムに入門します。しかし、怪我のために一度ボクシングから離れてしまいました。この時期は彼にとって大変困難な時期だったものの、2021年には兄が日本スーパーライト級タイトルを獲得する試合を見たことで、ボクシングに再び挑戦する決意を固めました。

大学の先輩でもある藤原俊志トレーナーに相談した結果、鈴木は藤原が指導する志成ジムに移籍し、その後プロとしての道を歩み始めます。2022年4月にはB級プロテストに合格し、プロボクサーとしての第一歩を踏み出しました。

プロデビューとその後の戦績

2022年の8月30日、後楽園ホールでポーンセップ・ワドンガム（タイ）との対戦でプロデビューを果たします。初回に2度ダウンを奪い、25秒でTKO勝利を挙げるという素晴らしいスタートを切りました。その後も鈴木は順調に勝ち星を重ね、プロ戦績を5勝（うち4KO）1敗まで伸ばしていきます。

しかし、2024年8月22日には後楽園ホールでWBOアジア太平洋スーパーフェザー級1位の渡邊海と対戦し、初回1分29秒でTKO負けを喫しプロ初黒星を迎えました。この試合で彼は王座獲得の夢を失いますが、戦う意志は変わりません。

2025年3月21日に予定されていた黎家明との対戦は、諸事情により中止になるなど、プロの世界では予期しない事態が多く寄せられています。

戦績のまとめ

鈴木のアマチュア時代の戦績は104戦82勝22敗、プロでは現在6戦5勝1敗という記録を持っています。今後の彼の成長と活躍が期待されます。

結論

鈴木稔弘のボクシングキャリアはまだ始まったばかりであり、これからどのように発展していくのかが注目されます。彼の存在は日本ボクシング界においても重要な役割を果たしており、その成長が楽しみです。

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