鈴木雅弘

鈴木 雅弘（すずき まさひろ）

鈴木雅弘は1995年7月11日に東京都足立区で生まれた日本のプロボクサーであり、現在では第43代日本スーパーライト級王者および第48代OPBF東洋太平洋ライト級王者として知られています。彼は角海老宝石ボクシングジムに所属し、トレーナーは田部井要です。また、同じプロボクサーの鈴木稔弘は彼の弟です。

来歴

雅弘はアマチュアボクシングで優れた実績を残しており、駿台学園高等学校及び東京農業大学ボクシング部で活躍しました。アマチュア戦績は90戦中64勝（21KO）、26敗という輝かしいものです。大学時代の先輩には、同じく角海老宝石ジムの山内涼太や酒井幹生がいます。

大学を卒業した後、彼はワールドスポーツボクシングジムからプロ入りし、2018年11月3日に後楽園ホールで行われたデビュー戦では、アントニオ・シエスムンドに対してTKO勝ちを果たしました。この試合でプロボクサーとしてのキャリアをスタートさせました。

2019年8月には、日本ライト級6位の有岡康輔と対戦し、2回にKO勝利を収めます。2020年3月1日には角海老宝石ジムに移籍し、新たな挑戦が始まります。

その後、2021年6月10日、後楽園ホールで日本スーパーライト級王者の永田大士と対戦し、10回TKO勝ちで見事に王座を獲得しました。しかし、わずか6日後の6月16日には王座を返上し、ライト級に戻ることを決意しました。これには、ライト級での2階級制覇を目指すという目標と、ジムの方針に対する抗議も含まれていました。

2021年10月30日には、後楽園ホールで日本ライト級王座挑戦者決定戦が行われ、利川聖隆に判定勝ちを収め、吉野修一郎への挑戦権を獲得しました。しかし、2022年2月8日に行われた王座決定戦では、同級4位の宇津木秀にTKO負けを喫し、王座獲得には失敗しました。

2023年には実力を示す日々を送り、4月には元WBO世界バンタム級王者に対しKO勝ちを収め、更に10月にはOPBF東洋太平洋同級王座決定戦に挑戦しましたが、引き分けに終わりました。2024年1月20日には行われた再戦で見事な初回TKO勝ちを収め、王座獲得に成功しました。

しかし同年7月には、OPBF東洋太平洋タイトルマッチで再戦した宇津木秀に敗れ、再び王座からの陥落を経験しました。

人物

鈴木雅弘の家族には、同じくボクシングを続ける弟の鈴木稔弘がいます。稔弘は日本大学の元主将であり、現在は志成ボクシングジムでプロボクサーとして活躍しています。

戦績

• - アマチュア: 90戦 64勝（21KO) 26敗
• - プロ: 13戦 10勝（7KO） 2敗 1分

獲得タイトル

• - 第43代日本スーパーライト級王座（防衛0=返上）
• - 第48代OPBF東洋太平洋ライト級王座（防衛0）

鈴木雅弘の魅力は、彼の堅実なボクシングスタイルと、勝負に対する真摯な姿勢にあります。今後の彼の活躍に期待が寄せられています。

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