鈴蘭高原カントリークラブ

鈴蘭高原カントリークラブ

鈴蘭高原カントリークラブは、岐阜県高山市の高原に位置する美しいゴルフ場であり、高地からの素晴らしい景観が魅力です。1968年3月、地元の村長が開発計画を進める中、大林組がその仲介をし、最終的に複数の企業が関与する形で計画は実を結びました。鈴蘭高原の面積は約200万坪あり、標高1,200から1,400メートルの地点に広がっています。

最初は、東海ラジオ放送の関連会社が関与する形で事業が進められましたが、調整の過程で日本生命保険や日生不動産も参加するなど、さまざまな企業がプロジェクトに関与しました。1969年には計画が再調整され、御嶽鈴蘭高原観光開発株式会社が設立されました。この会社は、観光開発だけでなく、不動産開発にも力を入れていくこととなります。

1970年にはコース設計が間野貞吉によって行われ、アウトコース9ホールの造成が行われました。仮開場は1969年8月に実施され、同年12月には温泉設備の整ったクラブハウスが完成しました。そして1971年6月17日、正式に18ホールのゴルフコースが開場されました。このコースは、全長6,627ヤード、パー72で構成されており、特に高原からの素晴らしい眺望が注目されています。

コースの特徴の一つは、17番ホールのティの標高が1,395メートルと非常に高い位置にあることです。プレーヤーは御嶽山や乗鞍岳など雄大な山々の景色に囲まれながらゴルフを楽しむことができ、その自然環境が多くの来場者を魅了しています。また、コースは丘陵タイプで、戦略的な配置が施されています。

鈴蘭高原カントリークラブは、周辺にはかつて鈴蘭高原スキー場が所在し、これもまたリゾートとしての魅力を提供していましたが、2006年に営業が終了しました。そのため、現在この地区は主にゴルフ場として、多くのゴルファーに支持されています。

基本情報

• - 所在地: 岐阜県高山市朝日町西洞鈴蘭高原1628-1
• - 開場日: 1971年6月17日
• - 設計者: 間野 貞吉
• - 面積: 約76万平米（約22.9万坪）
• - コースタイプ: 丘陵コース
• - コース詳細: 18ホール、パー72、6,552ヤード、コースレート70.5
• - フェアウェー: コウライ
• - ラフ: ノシバ
• - グリーン: 1グリーン、ベント
• - ハザード: バンカー36、池が絡むホール2
• - ラウンドスタイル: 乗用カート、セルフプレー
• - 練習場: 10打席250ヤード

アクセス情報

• - 鉄道: 高山本線（JR東海） - 飛騨小坂駅よりタクシーで約30分
• - 道路: 東海北陸道 - 飛騨清見ICより70Km、約70分で到着可能

鈴蘭高原カントリークラブは、自然環境の美しさや高地特有の気候を活かしたプレースタイル、さらに多様な施設も整備されており、訪れるゴルファーたちにとって思い出に残る体験を提供し続けています。

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