鉄筋base

鉄筋base（てっきん ベース）

『鉄筋base』は、関西テレビが2008年4月から2009年3月にかけて放送したバラエティ番組です。毎週火曜日の深夜24:35から25:05という時間帯に放送され、吉本興業に所属する芸人たちが集まり、テレビ初公開となるネタバトルを繰り広げました。

番組では、大阪の拠点であるbaseよしもとから出演する15組の芸人が登場し、観客の投票に基づいて選ばれた上位10組のネタを2週にわたり放送しました。このスタイルは、NHKが全国放送していた「爆笑オンエアバトル」の関西ローカル版とも言える内容で、一部の人気芸人の新しいネタを見られるため、多くのファンに支持されました。

ただし、番組の途中からはランキング形式での発表は行わず、4組の芸人がネタを披露しつつ、ゲームコーナーも楽しめる新たな仕組みを取り入れました。この際のMCはジャルジャルの福徳秀介が担当し、彼のユーモアが視聴者を引きつけました。特に、2008年12月23日には『大鉄筋base 日本一早いクリスマスイブ生スペシャル!』という特別生放送が開催され、期待感が高まりました。

2009年3月24日をもって『鉄筋base』の放送は終了しましたが、同年4月には『炎上base』と改題し、1時間の放送枠に拡大して新たにリニューアルされました。これにより新たな企画やメンバーの登場が期待され、多くの視聴者の関心を集めることとなりました。

番組に参加した芸人たちは、スマイル、鎌鼬、銀シャリなどの人気コンビが多く、彼らのパフォーマンスが番組の魅力の一因でした。これらのコンビの中からレギュラーメンバーに選ばれた芸人も多く、彼らは番組の初回から登場し、視聴者に愛され続けました。

また、特別出演としてDJコーナーも設けられ、様々なキャラクターに扮した吉本の先輩芸人が登場しました。このコーナーでは、毎週異なるDJが自身の個性的なキャラクターを演じ、視聴者に楽しさを提供していました。例えば、DJ野菜王子やDJ有酸素運動マンなどユニークなキャラクターたちが印象深い存在でした。

番組の制作は関西テレビが中心となり、多くのスタッフが制作に関与していました。ナレーションや構成、演出など、多くのプロフェッショナルが集まり、優れたエンターテインメントを視聴者に届けるために尽力していました。

『鉄筋base』は、大阪の文化を象徴する番組の一つであり、吉本興業の芸人たちの成長や新たな才能の発掘にも寄与しました。多くの視聴者からの支持を受けながら、楽しいひとときを提供し続けました。

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