銚子市立病院

銚子市立病院

千葉県銚子市に所在する、銚子市が設置・運営する医療機関です。その運営は、銚子市病院事業の設置等に関する条例に基づき行われており、現在は指定管理者制度を活用し、一般財団法人銚子市医療公社がその管理・運営を受託しています。かつては銚子市立総合病院という名称でした。

沿革

当院の歴史は、1950年1月に現在の敷地に開設された銚子市立診療所に始まります。翌1951年9月には、銚子市立病院と改称し、地域医療の一翼を担う存在へと発展しました。1984年7月には、その機能拡充に伴い、銚子市立総合病院として新たな歩みを進めます。

しかし、2000年代に入り、病院経営は困難に直面します。2007年10月には経営健全化計画が策定されましたが、状況は改善せず、2008年7月3日、銚子市は苦渋の決断として、銚子市立総合病院の運営休止を決定しました。そして、同年9月30日をもって、病院はその活動を一時的に停止します。

病院休止後、地域医療の再建が喫緊の課題となります。2009年11月25日には「銚子市病院事業あり方検討委員会」が再開に向けた方針を打ち出し、具体化が進められます。2010年4月16日には銚子市地域医療体制整備推進本部会議において、新たな運営体制として、2010年5月1日から2015年3月31日までの期間、医療法人財団 銚子市立病院再生機構を指定管理者とする決定がなされました。この決定に基づき、2010年5月6日、病院は「銚子市立病院」として診療を再開し、再び地域の医療ニーズに応えることとなりました。

再開後の運営体制についても継続的な検討が行われ、2014年7月30日には「銚子市立病院の方向性を検討する委員会」から答申が出されます。この答申では、市の監督権限を維持しつつ、運営の透明性を高める観点から、医療公社による運営が提案されました。これを受け、2015年4月1日からは、一般財団法人 銚子市医療公社が新たな指定管理者となり、現在に至る運営体制が確立されました。

近年では、院内の利便性向上にも取り組んでおり、2023年12月14日には、千葉県内で初めてとなる省人化店舗「ローソン銚子市立病院店」がオープンしています。

診療科等

地域住民の多様な医療ニーズに対応するため、以下の診療科を設けています。

内科
外科
小児科
整形外科
泌尿器科
眼科
麻酔科
リハビリテーション科
放射線科

周辺の施設

病院の周辺には、地域の公共施設が集積しています。

銚子市野球場
銚子市体育館
銚子市青少年文化会館

交通アクセス

当院へは、公共交通機関を利用してアクセス可能です。

鉄道：銚子電気鉄道線 観音駅より、徒歩でおよそ5分です。
バス：JR東日本 総武本線 銚子駅から、千葉交通バスの「市立病院経由長崎国民宿舎行」に乗車し、約15分。「銚子市立病院前」バス停で下車してください。

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