鋼屋ジン

鋼屋ジン：多様なジャンルで活躍するシナリオライター

鋼屋ジン氏は、1976年12月生まれの北海道出身のシナリオライター、脚本家です。数々のヒット作を生み出し、日本のエンターテインメント業界に大きな貢献を果たしています。

当初は企業に勤めていましたが、入社1年で退職。その後、Leaf作品の二次創作を自身のホームページで発表するなど、創作活動をスタートさせました。その才能は虚淵玄氏に認められ、『斬魔大聖デモンベイン』の企画に参加する機会を得ます。この作品は鋼屋氏の代表作となり、大きな成功を収めました。

ニトロプラス所属時代には、『斬魔大聖デモンベイン』シリーズの他、『サバト鍋-Nitro Amusement Disc-』収録の『竜†恋』など、多くの作品でシナリオライターとして活躍しました。虚淵玄氏と並ぶニトロプラスの代表的なシナリオライターの一人として知られ、東出祐一郎氏とは親交が深いことでも知られています。

鋼屋氏は『仮面ライダー』シリーズやスーパー戦隊シリーズといった特撮作品、『魔法少女リリカルなのは』などにも造詣が深く、それらの作品への深い理解が、氏の作品世界に反映されていると言えるでしょう。2022年にはニトロプラスを退職し、フリーランスとして活動を開始しました。

幅広い作品群

鋼屋氏の作品は、ゲーム、小説、漫画、アニメ、特撮、映画と多岐に渡ります。代表的な作品としては、以下のものがあります。

ゲーム:
『斬魔大聖デモンベイン』(2003年)
『機神咆吼デモンベイン』(2004年)
『竜†恋』(2006年)
『機神飛翔デモンベイン』(2006年)
『装甲悪鬼村正 邪念編』(2010年)
『ギルティクラウン ロストクリスマス』(2012年)
『Fate/Grand Order|Fate_Grand Order』(2023年、2024年) - イベントシナリオ

小説原作:
『斬魔大聖デモンベイン』シリーズ（小説版、複数著者との共作）

漫画原作:
『機神咆吼デモンベイン』
『ダイン・フリークス D.Y.N.FREAKS』(2013年-2015年)

アニメ:
『ギルティクラウン』(2011年-2012年) - 複数話の脚本
『活撃 刀剣乱舞』(2017年) - 第7話脚本
『アズールレーン』(2019年-2020年) - シリーズ構成、複数話の脚本（一部共同執筆）
『OBSOLETE』(2020年) - 第12話脚本

特撮:
『仮面ライダー鎧武/ガイム』(2014年) - 虚淵玄氏との共同脚本、複数話と原案、単独脚本
『劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』(2014年)
『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』(2014年) - 『仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ』担当
『鎧武/ガイム外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン』(2015年) - 『仮面ライダー斬月』担当
『鎧武/ガイム外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル』(2015年) - 『仮面ライダーデューク』担当

映画:
『映画刀剣乱舞-黎明-』(2023年) - 小橋秀之氏との共同執筆

小説:
『小説 仮面ライダー鎧武/ガイム』(2016年) - 砂阿久雁氏との共著
『装甲悪鬼村正 妖甲秘聞 鋼』(2011年、2015年)
『黄雷のガクトゥーン ノベルアンソロジー』(2013年) - 一編執筆
『斬魔大戰デモンベイン』(2022年)

舞台:
舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-(2019年) - 脚本協力

その他:
『Fate/Apocrypha|Fate_Apocrypha』(2011年) - バーサーカー(坂田金時)設定制作

これらの作品を通じて、鋼屋氏は独自の感性と高いストーリーテリング能力で、多くのファンを魅了し続けています。今後の活躍にも期待が高まります。

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