錆色のアーマ

錆色のアーマ（RUSTED ARMORS）

『錆色のアーマ』は、舞台を中心に展開されるメディアミックスプロジェクトで、劇場公演を基にした“逆2.5次元舞台”という新しい形態のエンターテインメントです。物語は、戦国時代のパラレルワールドを舞台に、武士たちの生き様や戦いを描き出しています。作品のタイトルに登場する「アーマ」は、作中に出てくる個性的な武器の名称で、キャラクターたちの特異性を象徴しています。

ストーリー

物語は、イスパニア軍による侵攻が続く戦国時代の紀伊国の雑賀の里が舞台です。この地では、雑賀衆と呼ばれる武士たちが、里を襲撃され、少数生き残った人々を避難させ、死者を供養します。彼らは尾張に逃れる途中で、放浪の士・三郎信長と出会い、イスパニア軍との戦いに向けて訓練を始めます。

雑賀衆は、イスパニアのコンキスタドールたちに立ち向かうための特訓を行いながら、彼らを率いるルシオ・コルテスとの壮絶な対峙が待っています。ルシオは、記憶を失った孫一の弟であることが明かされ、物語はさらなるドラマへと進展します。

登場キャラクター

「錆色のアーマ」には、個性豊かなキャラクターが登場します。主人公の孫一は、明るく情に厚い性格の持ち主で、青い目を持つイスパニアの血を引いた龍眼の持ち主です。彼は「麒麟殺し」と呼ばれる銃刀を使います。

• - 孫一（声: 佐藤大樹）

- 主人公で龍眼を持つ。

• - 鶴首（声: 荒木健太朗）

- 最年長の雑賀衆。礼を重んじる常識人。

• - 蛍火（声: 永田崇人）

- 雑賀衆で一番幼い。特異な喋り方をする。

• - 黒氷（声: 平田裕一郎）

- 機械仕掛けの身体を持つ、一匹狼のキャラクター。

他にも、お調子者の木偶や、謎めいた存在の不如帰など、さまざまなキャラクターが物語に深みを加えています。

舞台とアニメ

『錆色のアーマ』は、2017年から舞台を中心に展開され、数回の公演を経て、2019年には舞台「錆色のアーマ -繋ぐ-」が上演されました。2021年には外伝作品として「碧空の梟」が上演されるなど、ファンの期待に応える形で継続的に制作されています。

そして、2022年にはアニメも放送され、その期待に応えました。このアニメでは、毎回放送後にキャストによるミニコーナーも設けられ、ファンに楽しんでもらえる内容が提供されています。

関連作品

プロジェクトの一環として、漫画作品が連載され、アニメ版や舞台版と連動したストーリー展開を見せています。漫画は、登場人物たちの魅力的なビジュアルや、緻密な描写で多くの読者を引きつけました。

総じて、『錆色のアーマ』は舞台、アニメ、漫画の各メディアで展開される多彩な作品群であり、キャラクターたちの成長や戦いを描いた感動的な物語を提供しています。戦国時代の緊張感に満ちたドラマと、魅力的なキャラクターたちの絆を楽しむことができる、貴重なエンターテインメントです。

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