錦戸亮 ONLINE LIVE "孤軍奮闘" at 日本武道館

錦戸亮 ONLINE LIVE "孤軍奮闘" at 日本武道館

2020年10月7日、錦戸亮が東京・日本武道館で開催したファンクラブ限定の無観客配信ライブ「孤軍奮闘」は、彼自身初の日本武道館ライブの前夜祭として位置づけられています。この特別なイベントは、錦戸亮のファンクラブ「NFC」会員のみが参加できる形で行われました。

当初、錦戸は2020年の秋にアリーナツアーを計画していましたが、新型コロナウイルスの影響によりそれが不可能になり、配信ライブが急遽決定されました。無観客のライブ配信は、1964年の日本武道館開館以来初の試みであり、多くのファンの期待が寄せられました。

本ライブは、翌日に控えた「不撓不屈」というタイトルのワンマンライブの準備として、特別な意味を持つものでした。公式においては、こちらのライブは「前夜祭」とされましたが、実際には錦戸亮にとって初の無観客ライブであると同時に、日本武道館でのデビュー公演でもありました。これは、彼の音楽活動において記念すべき一歩と言えるでしょう。

演出に関して、錦戸はライブを弾き語り形式で行うことを決定しました。彼は、観客に新しい体験を提供するためには、同じパフォーマンスを繰り返すのではなく、独自のスタイルを見せるべきだと考えました。また、一人でライブを成立させることの難しさや、バンドメンバーがいる方が完成度は高まるといった葛藤があったことも告白しています。しかし、ファンに届ける感謝の気持ちを優先し、サポートなしで弾き語りという決断を下したのです。

特典として、配信チケットを購入したファンには、特別製のパッケージが用意されました。このセットには、Blu-ray/DVD『錦戸亮 FAN MEETING 2020 at OSAKA』、ライヴフォトブック、配信チケットが含まれ、ファンにとって貴重な特典となりました。さらに、ライブの見逃し配信も実施され、ファンへの配慮が見受けられました。

このライブの模様は、2021年1月27日にリリースされた2ndアルバム『Note』の初回限定盤の特典としても収録されました。これにより、観れなかったファンにもその魅力が伝わる機会が増えることとなりました。

セットリストには、人気の楽曲「ノマド」「キッチン」「オモイデドロボー」などが組み込まれ、彼の深い音楽性を感じることができます。このような特別なイベントは、錦戸亮のファンにとって、彼の音楽を新たな形で体験する絶好の機会でもありました。

ライブに参加したファンは、彼の音楽が持つ力や情熱を感じることができ、特別な思い出を抱えて帰宅したことでしょう。これからも錦戸亮の音楽の旅は続きます。

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