錦橋出口

錦橋出口について

錦橋出口（にしきばしでぐち）は、愛知県名古屋市中村区名駅に位置する名古屋高速都心環状線の一方の出口です。この出口は、錦通の栄方面行きに接続しています。交通の流れをスムーズにするために、ここには出口専用の信号機が設置されており、利用者にとっても便利な構造となっています。

出口では、反対側である名古屋駅方面へのUターンが可能ですが、その構造が渋滞の一因とも指摘されることがあります。このランプは急カーブを持ち、最小曲線半径が45メートルであり、通過速度は30キロメートル毎時に制限されています。これにより、利用者は安全に通行することが求められています。

歴史的背景

錦橋出口はもともと名駅出口という名称で、1987年8月31日に開業しました。この出口は新洲崎JCTからおよそ0.8キロメートル北へ延びており、高速3号（清須市と東海市間を結ぶ路線）として初の開通でした。当初は他の都市中心部への接続がなく、孤立した路線として機能していましたが、1号万場線（現在の5号万場線）からの交通の受け入れに役立っていました。

延伸によって、三重県方面からの利用者にとっての大きな利便性がもたらされ、名古屋駅付近でも流出可能になりました。名駅出口という名称は中村区名駅四丁目に位置していることに由来していますが、名古屋駅とは逆方向への流出があるため、利用者から混乱の声も上がりました。そのため、都心環状線の全線開業に伴って1995年9月に「錦橋出口」として改称されました。

この出口の名称は、近くにある堀川にかかる錦橋から取られています。

年表

• - 1987年（昭和62年）8月31日: 名駅出口として供用開始。
• - 1994年（平成6年）9月12日: 丸の内出口方面の開通。
• - 1995年（平成7年）9月19日: 都心環状線全線開業に伴い、錦橋出口に改称。名駅入口も供用開始。

周辺情報

錦橋出口周辺は多くの交通機関や施設が集まり、名古屋駅（JR東海道新幹線、JR東海道本線、JR中央本線、JR関西本線、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線、名古屋市営地下鉄東山線、名古屋市営地下鉄桜通線）や名鉄名古屋駅、近鉄名古屋駅が近くにあります。また、ミッドランドスクエア、名古屋四季劇場、名古屋観光ホテルなどの商業施設も点在し、多くの人々が訪れるエリアです。

交通ネットワーク

錦橋出口は名古屋高速都心環状線の重要な一部であり、東別院入口、山王JCT、新洲崎JCTと連携しています。これにより、都心部へのアクセスが容易になっており、名古屋全体の交通の円滑化に寄与しています。

このように、錦橋出口は名古屋市における重要な交通の要所としての役割を果たし続けています。

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