鎌田雅人

鎌田 雅人（かまた まさと）

鎌田雅人は1971年2月7日に茨城県勝田市（現・ひたちなか市）で生まれました。日本の音楽界において、作曲家、編曲家、キーボーディストとして幅広く活躍する彼は、日本音楽著作権協会の正会員でもあり、シーランド公国の男爵として知られています。

来歴

若い頃から音楽に親しみ、1989年に専門学校東京コンセルヴァトアール尚美の作曲科に入学します。ここで塩川眞市に師事し、作曲家の宮崎尚志のもとで映像音楽の制作を経験しました。在学中には、いくつかの作曲賞を受賞し、1992年には日本国民音楽振興財団の笹川賞創作曲コンクール吹奏楽部門で第2位を獲得し、首席で卒業しました。

卒業後の1993年には、ディプロマコースで現代音楽を学びつつ、映像音楽やオーケストラアレンジの仕事を行いつつ、同年中に中退しました。1995年には、ジャニーズ事務所のバックバンドオーディションに合格し、赤坂晃のツアーではキーボードを担当し始め、音楽プロデューサーとして多くの新人アーティストのデモレコーディングを手がけました。

1998年には、ロックバンド『water』のメンバーとして東芝EMIからメジャーデビューを果たし、2001年に解散、2006年には再結成を果たしています。2000年にはhitomiに提供した「LOVE 2000」が大ヒットし、彼の名前が広く知られるようになりました。同時期に、FUJI KOのキーボーディストとしても活動し、和服姿でのパフォーマンスが印象的でしたが、2007年にバンドは解散しました。

2006年からは日本テレビの音楽番組『歌スタ!!』にも出演し、番組内で発掘したアーティストにも楽曲提供を行いました。2012年には、母校である茨城県立水戸桜ノ牧高等学校で講演を行い、後進へのメッセージを伝えました。また、2014年からは吉本興業所属の芸人による即興コントショー『THE EMPTY STAGE』に音楽監督として参加し、様々なジャンルの音楽を提供しています。

人物・エピソード

鎌田はマルチプレイヤーとして知られ、キーボードに限らず、弦楽器の演奏もこなす才能を持っています。特に、シタールを習得するためにインドに渡った経験もあり、音楽制作において多彩なアプローチを持つ音楽家です。また、趣味は登山で、特技にはルービックキューブがあり、愛猫家であることでも知られています。

彼はペンネームとして「月夜野さゆり」も使用し、楽曲を書く際に多様な文体を持つことで知られています。特に、初田悦子との共同制作による「きみのママより」は、母が子を思う歌として非常に多くの人々に歌われ、今なお愛され続けています。彼の多彩な音楽活動は、発掘された才能を育てることにも貢献しています。音楽業界での影響力は大きく、常に新しい音楽的アプローチを模索する姿勢が彼の大きな特徴です。

作品

鎌田雅人は、多くのアーティストに楽曲を提供しており、ソロアルバムやCM音楽、映画音楽など、幅広いジャンルで活動を展開しています。

特に、メジャーなアーティストとのコラボレーションにより、彼の音楽は多くの人々の耳に届いています。これまでの彼の音楽家としての足跡は、数々の賞を受賞し、今後も注目され続ける姿が期待されています。

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