長住

長住の概要

長住（ながずみ）は福岡県福岡市南区にある町名で、行政上は長住一丁目から七丁目までに区分されています。郵便番号は811-1362です。長住は市の中心部から近く、天神まで2.5km、博多駅まで3.0kmと利便性にも優れています。その地理的な特性として、周辺には長丘、寺塚、皿山、桧原、西長住があり、ほとんど平坦な地形であるため坂道は少なく、住みやすい環境が整っています。

地理的特徴

長住は北西に位置する南区にあり、周囲にはさまざまな地域が接しています。特に北西方向には急傾斜地の長丘がありますが、長住はなだらかな平地であるため、移動が楽に行えます。この地域には長住団地が設けられており、団地内には多くの公園や池が点在しています。住民のための商業施設や学校も整っており、特に長住小学校や長丘中学校の校区に含まれています。

長住団地

長住団地は、かつて「長尾住宅団地」と呼ばれていました。この団地は「長く住める街」をテーマにした計画的なニュータウンとして、1970年代に整備されました。広々とした道路や公園が多く、ファミリー層が住みやすい環境が特徴です。団地内には商業施設や金融機関、郵便局などが集まっており、便利な生活圏を形成しています。

地価の変遷

長住の住宅地の地価は、2015年時点で長住2-8-4の地点でおよそ12万1000円/m²とされています。不動産市場でも注目されている地域で、教育環境や生活利便性が高いため、人気のエリアです。

歴史的背景

長住は、1925年に筑紫郡八幡村が福岡市に合併し、その後1929年に早良郡樋井川村と合併しました。1972年には福岡市が政令指定都市に移行し、長住は南区の一部として認識されるようになりました。住居表示が実施された際には、地域名が「長住」と定められ、以降市民に親しまれる地名となっています。

交通アクセス

長住には鉄道駅がありませんが、最寄りの西日本鉄道の天神大牟田線高宮駅までは徒歩で約30分の距離です。また、バスサービスも充実しており、大池通りや市道長丘皿山線から博多駅や天神方面へは多くの便が運行されています。かつては長住営業所も存在しましたが、現在はホームセンターが立地しています。

学校区と地域施設

長住には市立の小学校がいくつかあり、長住小学校と西長住小学校に分かれています。中学校は福岡市立長丘中学校が通学区域に含まれています。地域には長住商店街もあり、昼間は露店が並び地元の人々で賑わいます。ここでは新鮮な野菜や焼き芋などが売られ、地域の活気を感じることができます。さらに、福岡長住郵便局や南警察署の長住交番なども利用されており、地域社会の基盤が築かれています。

まとめ

長住は、自然環境と都市機能がうまく融合した地域であり、住みやすさが魅力的です。団地の整備から発展したこの地域は、多様な施設や交通アクセスが整い、今後もさらに栄えていくことでしょう。

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