長宗我部友親

長宗我部友親について

長宗我部友親氏は、1942年（昭和17年）に高知市上町で生まれました。ジャーナリスト、著述家として知られ、戦国時代の武将である長宗我部元親の弟、親房（島親益）を始祖とする長宗我部家の17代目当主でもあります。

ジャーナリストとしての経歴

早稲田大学を卒業後、1968年（昭和43年）に共同通信社に入社しました。同社では経済部長、そして2002年（平成14年）には常務幹事という要職を歴任し、2004年（平成16年）に退任するまで、長年にわたり報道の世界で活躍しました。

長宗我部家当主としての活動

長宗我部友親氏は、自身の家系である長宗我部氏に関する著書を複数発表しており、歴史研究家、著述家としての側面も持ち合わせています。特に、自身の先祖である長宗我部盛親が処刑された歴史的事実から、刀剣類に対して「恐ろしい存在」と感じるという独特な感性を持っています。これは、過去の出来事がDNAに刻まれているのではないか、という興味深い視点を示唆しています。

歴史観と家族観

長宗我部友親氏は、NHK大河ドラマ『真田丸』で描かれた長宗我部盛親の人物像に対して、史実とのずれを指摘しています。特に、盛親の活躍がドラマでは十分に描かれていない点や、長宗我部家の人物像が史実とは異なると主張しています。また、実子がいないことから、養子を迎えて家を存続させることにも否定的であり、自身の考えをまとめた著書『絶家を思う』を出版しています。この書籍では、血縁にこだわらず、家系を終えるという選択肢も示唆しており、伝統的な家制度に対する現代的な視点を提示しています。

高知と長宗我部氏への想い

長宗我部友親氏は、高知の地を愛し、特に浦戸城のあった浦戸を自身の好きな場所として挙げています。これは、長宗我部氏の歴史と深く関わりのある場所への強い愛着を示しています。

著書

『長宗我部』文藝春秋<文春文庫>、2012年
『長宗我部 復活篇』文藝春秋<文春文庫>、2016年
『絶家を思う』新講社、2017年

外部リンク

長宗我部のサイト
長宗我部のサイト ＜Blog・雑録＞
長宗我部友親 (@chosogabe) - X（旧Twitter）


長宗我部友親氏は、ジャーナリスト、著述家、そして長宗我部家当主という多様な側面を持ち、歴史と現代社会、そして自身の家系に対する深い考察を続けています。

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