長居球技場

長居球技場の概要

長居球技場（ながいきゅうぎじょう）は、人工芝を敷いた日本初の球技場として1987年に開場し、大阪市東住吉区の長居公園内に位置しています。このスタジアムは大阪市が所有し、セレッソ大阪スポーツクラブが管理を行っています。ここでは、セレッソ大阪とレッドハリケーンズ大阪がホームスタジアムとして使用されています。2021年4月1日以降は、淀川製鋼所が取得した命名権を持つ「ヨドコウ桜スタジアム」という名前が使われています。

施設の変遷

この球技場は開場当初から、フィールドホッケー、アメリカンフットボール、地域大会レベルのサッカーの試合などに使われていましたが、2010年までには大規模な改修が行われ、天然芝に張り替えられました。この改修により、サッカーやラグビーなどの公式戦も行える多目的なスタジアムに生まれ変わりました。特に、2012年と2013年にはさらなる改修が加えられ、座席の快適性が向上しました。

2021年には収容人数が2万5000人に拡張され、数度にわたる改修工事により、Jリーグベストピッチ賞を受賞したこともあります。指定管理者制度の下、2021年にはセレッソ大阪スポーツクラブが単独運営を開始しました。

スタジアムの施設

現在のピッチはサッカー用の天然芝（118m×71m）で、その周囲には人工芝が敷かれています。スタンドにはメインスタンド、バックスタンド、南サイドスタンド、北サイドスタンドがあり、観客収容数は19,628人です。屋根はメインスタンドの一部にあり、南側にはLED式電光掲示板と照明設備が設置されています。

主な改修工事

このスタジアムは、いくつかの改修工事を経てきました。第一期工事では、フィールドが人工芝から天然芝へと変更され、収容人数も増加しました。第二期工事では、椅子席への変更やトイレの増設が行われ、快適性が向上しています。2015年から始まった第三期工事では、さらなるスタジアムの拡張計画が浮上し、最終的には40,000人収容のスタジアムを目指す予定です。これにより、地域に密着しつつ、災害時の避難所としても機能するスタジアムとしての役割を果たすことが期待されています。

開催された主要なイベント

長居球技場では、セレッソ大阪やレッドハリケーンズ大阪の試合をはじめ、天皇杯やJリーグカップ、オリンピック予選など国際大会も数多く開催されてきました。また、その他のスポーツイベントや文化イベントも行われ、地域のスポーツ振興に寄与しています。

アクセス

アクセスは非常に便利で、Osaka Metro御堂筋線とJR阪和線の長居駅からは徒歩5分程度です。また、鶴ケ丘駅からも徒歩3分で到着することができます。周辺には、大阪市立長居植物園や自然史博物館などの施設も近接しており、観光やレジャーにも適した場所です。公式ウェブサイトでは、最新の情報が提供されています。

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