長屋和彰

長屋和彰

長屋和彰（ながや かずあき、1987年11月29日 - ）は、東京都出身の日本の俳優です。MUKUに所属し、映画、テレビドラマ、舞台など幅広い分野で活躍しています。

経歴

2010年、映画『大奥〈男女逆転〉』で御中臈役としてデビュー。翌年には、岩井俊二プロデュースによる東日本大震災後の福島県を舞台とした中編映画『FUKUSHIMA DAY』で主演を務めました。しかし、その後は端役での出演が中心となります。

2015年、レジェンド・タレント・エージェンシーに所属しながら劇団俳優座演劇研究所に27期生として入団。在籍中には舞台『匣 〜家族と死んだ恋人〜』で主演を務めました。卒業後、劇団俳優座の準劇団員にはなっていません。

2017年、ENBUゼミナールのシネマプロジェクト第7弾オーディションに合格し、映画『カメラを止めるな!』にメインキャストとして出演。この作品は、当初2館での上映から始まり、口コミで評判が広がり、最終的に350館以上で上映される大ヒットとなりました。

『カメラを止めるな!』のヒット後、過去の主演作である『FUKUSHIMA DAY』を再び観たいという声が多く寄せられ、2019年には上映会「FUKUSHIMA DAY ~長屋を止めるな」が開催されました。

2020年10月より株式会社TRUSTARに所属し、同年12月には自身が監督・脚本・編集を手掛け、主演も務める長編映画『繕い合う・こと』の撮影を開始。2021年2月には、映画祭出品費用などを募るクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。

2022年4月30日をもってTRUSTARとの契約を終了しましたが、芸能活動は継続しています。

人物

趣味は読書、ラジオ番組『三四郎のオールナイトニッポン』を聴くこと、映画鑑賞。以前は音楽鑑賞や落語も好んでいました。特技は乗馬、テニス、般若心経です。好きな食べ物は唐揚げ。

共演者からは、休憩時間にも台本を読み込む真面目で熱心な人物として評価されています。元々はエキストラとして活動していましたが、事務所に所属し、独学で演技を学んでいったそうです。自身の人生経験にない役を演じることに喜びを感じると語っています。

声優の沢城千春とは高校時代の同級生であり、現在も親交があります。

仕事に対する姿勢として、自らを表現するお笑い芸人やミュージシャンに尊敬の念を抱いており、特にエレファントカシマシの宮本浩次に憧れています。

2018年当時、映画館の吉祥寺オデヲンでアルバイトをしており、『カメラを止めるな!』上映期間中には、アルバイト先で舞台挨拶に立つという貴重な経験もしています。

主な出演作品

映画

大奥〈男女逆転〉(2010) - 御中臈 役
FUKUSHIMA DAY (2012) - 主演・北野将太 役
カメラを止めるな! (2018) - 神谷和明 役
繕い合う・こと (2025) - 主演・倉木護 役（監督・脚本・編集も担当）

テレビドラマ

鍵のかかった部屋 (2012)
スモーキング (2018)
俺のスカート、どこ行った? (2019)

ウェブドラマ

カメラを止めるな! スピンオフ ハリウッド大作戦! (2019) - 神谷和明 役

舞台

匣 〜家族と死んだ恋人〜 (2016) - 主演・タカシ 役

外部リンク

長屋和彰/Kazuaki Nagaya - X（旧Twitter）
* 長屋 和彰 - Facebook

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