長岡町 (名古屋市)

長岡町（ながおかちょう）

長岡町は、かつて愛知県名古屋市中区に存在した地名です。この町名は、旧字名に由来しており、その歴史は明治時代に遡ります。

歴史

町名の由来

長岡町の町名は、この地域にあった旧字名に由来します。具体的な旧字名については、資料に詳細な記述があります。

沿革

1911年（明治44年）11月1日：中区東古渡町字長岡の一部が分離し、中区長岡町として新たに成立しました。
1922年（大正11年）5月1日：この町で、舟橋甚重が「金城軒」を創業しました。この金城軒は、後に大手製パン会社となるフジパンの前身です。
1928年（昭和3年）5月：金城軒は業務拡張のため、円上町に移転しました。この移転は、同社の事業拡大を示す出来事でした。
1942年（昭和17年）10月10日：長岡町は1丁目から6丁目までの区域に再編されました。これにより、町内の区画がより明確になりました。
1974年（昭和49年）5月11日：住居表示の実施に伴い、長岡町は1丁目から5丁目が平和一丁目、同二丁目、同三丁目に、また5丁目と6丁目が金山三丁目にそれぞれ編入され、長岡町としての歴史を終えました。これにより、長岡町という地名は地図上から姿を消しました。

参考文献

福岡清彦『中区の町名』名古屋市中区役所、1976年。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

名古屋市の地名 (参考として、名古屋市の地名に関する情報を参照できます。)

長岡町は、短い期間ではありましたが、名古屋の歴史の一部を担っていました。特に、フジパンの前身である金城軒が創業した地として、その歴史を語る上で重要な場所と言えるでしょう。

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