長崎市科学館

長崎市科学館の紹介

長崎市科学館（ながさきしかがくかん）は、長崎県長崎市の油木町に位置し、地球科学と天文学をテーマにした科学館です。別名「スターシップ」とも呼ばれています。館内ではさまざまな科学の展示を通じて、訪れる人々に科学の楽しさを伝えています。

沿革

この科学館の歴史は、1955年に長崎市が旧英国領事館の用地を取得したことに始まります。1957年には「長崎市児童科学館」として開館しました。その後、1990年に現在の上銭座町に移転し、1997年に名を「長崎市科学館」に改めました。運営は2010年から長崎ダイヤモンドスタッフ株式会社が行っており、著名な草野仁氏が名誉館長を務めています。

施設概要

スペースシアターと展示室

科学館内には、有料のスペースシアターと展示室があります。これらのエリアは、2階ロビーでチケットを購入して入場する仕組みです。展示の大半は地球や宇宙に関するもので、車椅子を利用する方も安心して訪れることができるスロープが整備されています。特に、岩石や化石などの展示物が充実しており、大人から子供まで楽しむことができます。

地球ゾーンと宇宙ゾーン

地球ゾーンには「地震体験ステージ」があり、過去の地震をリアルに体験することができます。また、地球儀や偏光顕微鏡を使用した岩石観察も行えます。宇宙ゾーンには、参加型の「宇宙船アドベンチャー号」や「ファンタジーシアター」が設置されており、月球儀や擬似宇宙旅行の「ツールドコスモス」も体験できます。

おもしろ実験室

週末や祝日には「おもしろ実験」と「おもしろ工作」というプログラムが提供されています。これにより、子供たちは楽しく科学を学ぶことができ、平日には学校団体向けの特別なプログラムも実施されています。

天文台

天文台は、入場無料で利用できる施設です。2階ロビーから階段またはエレベーターを利用して4階まで上がると、2つの天文台が設置されています。晴れた日には、11:00から11:30、14:00から14:30の間に、青空の星や太陽黒点、プロミネンスを観察することができます。土曜日には夜間の天体観望会も行われています。

利用案内

• - 所在地: 長崎市油木町7-2 (〒852-8035)
• - 開館時間: 9:30～17:00
• - 休館日: 月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始など
• - 入館料: 基本エリアは無料、3歳未満は入場無料。プラネタリウムや展示室は別途料金が必要です。

交通アクセス

バス

長崎バスの「油木町」や「護国神社裏」バス停からすぐのアクセスがあります。また、「下大橋」や「大橋」バス停からも平坦な道を徒歩で訪れることができます。

電車

長崎電気軌道の「大橋電停」からも徒歩約10～15分で到達可能です。

駐車場

屋内駐車場には222台、屋外にはバス専用の駐車スペースも設けられています。

周辺施設

長崎県立総合体育館や護国神社、長崎交通公園など、周囲には見どころが多いです。また、野球場や電器店も近隣に位置しています。周辺散策も楽しめる環境が整っています。

その他の施設

長崎歴史文化博物館や長崎市恐竜博物館も近くにあり、これらと合わせて訪れるのもおすすめです。長崎市科学館は、教育的な体験とともに家族で楽しめる場所として、多くの人々に支持されています。

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