長崎市立香焼中学校

長崎市立香焼中学校の概要

長崎市立香焼中学校は、長崎県長崎市香焼町に位置する公立の中学校です。1947年に設立され、創立以来、地域の教育に貢献してきました。校訓は「自主・規律・奉仕」であり、これは生徒たちが自主的に行動し、規律を守り、地域への奉仕を大切にする精神を表しています。

歴史の歩み

この学校は、1947年に日本の学制改革に伴い、国民学校の高等科が改組された結果として誕生しました。設立当初は香焼村に属し、初の校舎は旧・私立川南青年学校の建物を仮校舎として利用しました。1949年には旧・香焼村国民学校の校舎が修理され、新たな場所に移転しました。

1957年には木造の2階建て校舎が完成し、1961年には香焼村が町制施行を行ったことにより「香焼町立香焼中学校」と改称されました。生徒数が最も多かった1963年4月には839名に達し、体育館も同年5月に完成しました。

その後、特殊学級の設立や完全給食の開始など、教育環境が整備されていき、1985年には鉄筋コンクリート造の新校舎が完成しました。2005年には長崎市に編入されたことにより、現在の校名「長崎市立香焼中学校」へと変更されました。

近年では、2020年に体育館が台風10号の影響で破損し、2021年には復旧工事が完了しました。これにより学校の施設はますます充実したものとなっています。

校訓と校章

校訓は「自主・規律・奉仕」と設定されており、生徒たちには自主的な学びや仲間との協力が奨励されています。校章は海の波を背景にし、中央には「中」の文字が大きく描かれています。これは学校が海に面した地域にあり、広い視野を持ち続けることを象徴しています。

校歌

校歌は島内八郎が作詞し、伊藤英一が作曲しています。歌詞は3番まであり、各番に学校の名「香焼」が含まれており、生徒たちの誇りとなっています。

部活動

香焼中学校では多彩な部活動が展開されており、運動部には軟式野球部、卓球部、バスケットボール部、ソフトテニス部、サッカー部があります。文化部としては吹奏楽部が活動しており、生徒たちはそれぞれの興味や関心に応じて、様々な活動に取り組んでいます。

制服

制服は男子が冬服は標準的な学生服、夏服はカッターシャツとスラックスで構成されています。女子の冬服はブレザーとカッターシャツ、吊りスカート、スラックスがあり、夏服はカッターシャツと同様のスカート、スラックスです。

アクセスと周辺施設

香焼中学校の最寄りのバス停は長崎自動車（長崎バス）「田の浦」バス停で、長崎県道29号香焼江川線に近接しています。周辺には長崎市立香焼小学校、香焼保育所、行政センター、図書館、医療施設などが整っており、地域とのつながりを重視した環境となっています。

このように、長崎市立香焼中学校は地域に根ざした教育活動を行っており、子どもたちが健やかに成長できる環境を提供しています。

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