長崎県立虹の原特別支援学校

長崎県立虹の原特別支援学校について

長崎県立虹の原特別支援学校は、長崎県大村市に本校を置く県立の特別支援学校です。本校の他に、壱岐市に壱岐分校、対馬市に高等部対馬分教室を設置し、長崎県内の広い範囲で特別支援教育を提供しています。この学校は、小学部、中学部、高等部の3学部を擁し、それぞれの発達段階に応じた教育を行っています。

教育理念と特徴

本校の校訓は「自尊・自主・自立」です。この校訓は、児童生徒一人ひとりが自己を尊重し、主体的に行動し、社会の中で自立していくことを目指すという学校の理念を表しています。また、学校のシンボルである校章は、この校訓を象徴する虹をモチーフにしており、児童生徒の成長を支える学校、保護者、地域社会の連携を表現しています。

分校・分教室

壱岐分校

壱岐分校は、壱岐市内に2つの拠点を持っています。
小中学部は、壱岐市立盈科小学校内に設置されています。
高等部は、長崎県立壱岐高等学校内に設置されています。

高等部対馬分教室

高等部対馬分教室は、長崎県立対馬高等学校内に設置されています。

これらの分校・分教室は、各地域のニーズに応じた教育を提供し、本校と連携しながら、児童生徒の成長をサポートしています。

訪問教育

本校では、通学が困難な児童生徒のために、教員が家庭や病院を訪問して教育を行う「訪問教育」も実施しています。訪問教育は、大村・波佐見地区、壱岐地区、対馬地区で展開されており、一人ひとりの状況に合わせたきめ細やかな支援を提供しています。

学校生活

児童生徒の学校生活を豊かにするために、部活動も活発に行われています。高等部には、陸上部、音楽サークル、バドミントン同好会、美術サークル、演劇サークルがあり、生徒たちは興味や関心に応じて活動に参加しています。

沿革

本校は、1971年に「長崎県立久原養護学校」として開校しました。その後、2002年に「長崎県立虹の原養護学校」に改称し、現在地に移転しました。2010年には、現在の「長崎県立虹の原特別支援学校」に名称を変更し、現在に至っています。

2007年には壱岐分教室が開設され、2012年には対馬分教室が設置されました。2015年には壱岐分教室が壱岐分校に昇格し、2018年には就業サービス科が設置されるなど、時代の変化やニーズに応じて柔軟に変化を遂げています。

また、2027年には対馬市立厳原中学校内に小・中学部の分教室が開設される予定であり、今後もさらに教育体制の充実が図られる見込みです。

アクセス

本校へのアクセスは、JR九州大村線「大村車両基地駅」が最寄り駅です。また、長崎県営バス「郡橋」バス停も利用可能です。車の場合は、大村IC出口から国道444号を経由し、国道34号（長崎街道）沿いに位置しています。学校の周辺には、大村市立竹松小学校や大村市立郡中学校があります。

地域との連携

本校は、地域社会との連携を重視しており、地域住民との交流や地域行事への参加を積極的に行っています。また、地域のリソースを活用した教育活動も展開しており、地域全体で児童生徒の成長をサポートしています。

まとめ

長崎県立虹の原特別支援学校は、「自尊・自主・自立」の校訓のもと、児童生徒一人ひとりの個性と能力を伸ばし、社会参加と自立を支援する学校です。長崎県内の広い範囲に分校・分教室を持ち、訪問教育も行うなど、多様なニーズに対応した教育を提供しています。

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