長崎県道152号田平港線

長崎県道152号田平港線

長崎県道152号田平港線は、長崎県平戸市田平町に位置する、全長約150mの一般県道です。平戸口桟橋から田平港入口交差点までを結び、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしています。

概要

起点: 長崎県平戸市田平町山内免（田平港、長崎県道230号北松公園平戸口線終点）
終点: 長崎県平戸市田平町山内免（田平港入口交差点、国道204号交点）
総延長: 149m

歴史

その歴史は古く、1900年（明治33年）に開通した旧県道平戸佐世保線をルーツとしています。当時、平戸佐世保線は平戸港と田平港を結ぶ海上区間を含み、田平港から北松浦半島を南下して佐世保市へと至るルートでした。同時に、旧県道平戸伊万里線も開通し、同様に田平港から上陸して北松浦半島を東に進み、伊万里市へと繋がっていました。

しかし、この2つの県道を利用する場合、田平港前の交差点での転回が必要でした。この不便を解消するため、大正時代に町割りが変更され、両県道を短絡する現在の国道ルートが完成しました。これにより、平戸伊万里線の田平港 - 短絡ルート間は村道に降格し、北松浦半島を通過する流れは短絡ルートへと移行しました。

1953年（昭和28年）には、新道路法に基づき、平戸佐世保線と平戸伊万里線は短絡ルート経由で二級国道204号に昇格しました。そして、取り残された田平港 - 交差点間の旧平戸佐世保線起点区間は、1958年（昭和33年）に一般県道152号として指定され、現在に至ります。

地理

県道152号線は、平戸市の田平地区を通過します。沿線には、平戸口桟橋ターミナルや北松魚市場、十八親和銀行田平支店などの施設があり、地域経済や住民生活に密接に関わっています。

交差する道路

国道204号
長崎県道230号北松公園平戸口線

沿線施設

平戸口桟橋ターミナル
北松魚市場
十八親和銀行田平支店

まとめ

長崎県道152号田平港線は、全長150mにも満たない短い県道ですが、その歴史は古く、地域の交通網の変化とともに重要な役割を果たしてきました。現在も、田平港と国道204号を結び、地域住民の生活を支える不可欠な存在となっています。

関連項目

* 長崎県の県道一覧

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