長崎莉奈

長崎莉奈（ながさき りな）は、1987年9月26日生まれ、東京都出身の日本の元タレント、女優、ファッションモデル、そしてグラビアアイドルです。東京都立広尾高等学校を経て、立教大学文学部を卒業しました。

芸能活動の軌跡

彼女が芸能界に足を踏み入れたのは、11歳の時に受けた事務所のオーディションがきっかけでした。その後、16歳の時に渋谷で現在の所属事務所社長である大郷剛氏に直接スカウトされ、新たな事務所へ移籍することになります。

2005年、グラビアアイドルとして正式にデビュー。その魅力的なルックスとスタイルはすぐに注目を集め、集英社の「週刊ヤングジャンプ」で8回もの表紙を飾るなど、数多くの週刊誌や漫画誌の表紙を飾りました。光文社「FLASHエキサイティング」誌の「U-19アイドル人気ランキング」では、2年連続で1位に選ばれるほどの人気を博しました。グラビアアイドルとしては珍しく、成年向け男性誌への出演を選ばなかったことも特筆されます。

また、ファッションモデルとして通用する抜群のスタイルから、人気ファッションイベントである東京ガールズコレクション（2009年秋冬、2010年春夏）やGirls Award（2010年春夏、2011年春夏）にも出演。グラビア活動と並行して、ファッション分野でも才能を発揮しました。さらに、プロデューサーとしても活動し、バッグや時計のデザインを手掛けた経験も持ちます。

女優業への関心も高く、「黒木瞳さんのように演技で人に感動を与えられるような女優、そして年を重ねても美しい女優」を目指していました。タレント活動の終盤にかけては、女優としての活動に加え、ファッション誌やビューティー誌、ファッションショーへの出演が増えていきました。

芸能界引退とその後のキャリア

所属事務所を2011年6月にG.P.Rから株式会社ディケイドへ移籍した後、2013年に芸能界からの引退を発表しました。引退後は全く異なる分野であるIT業界へ転身。2016年の時点では、2社目のIT企業で勤務していることが報じられています。

人物像

長崎莉奈さんの趣味は、サックス演奏（いとうせいこう氏が始めるきっかけになったとのこと）、バレエ、ダンスと多彩です。特技はバレーボールと水泳で、特にバレーボールでは高校時代にキャプテンを務めるほどの実力を持っていました。高校時代には「ミス広尾高校」にも選ばれたこともあります。私生活では、ハナとゴマという2匹のポメラニアンを飼っています。

主な出演・リリース作品

彼女の活動期間には、以下のような作品やイベントに出演、あるいはリリースしました。

ショー
Girls Award (2009 A/W, 2010 S/S, 2011 S/S)
Tokyo Girls Collection (2009 A/W, 2010 S/S)
TVドラマ
『女子アナ一直線!』（テレビ東京系） 南ゆかり 役
バラエティ・情報番組
『スペシャにチャレンジ 音知連』（スペースシャワーTV）
『爆笑100分テレビ!平成ファミリーズ』（日本テレビ）
『平成教育委員会2009モ～勉強スペシャル』（フジテレビ）
『GA Models セルフポートレート』（フジテレビ）
舞台
「碧空の狂想曲〜お市の方外伝〜」 茶々役
「るるる」
天才劇団バカバッカ vol.7 「センス・オブ・ワンダー」
写真集
『RINARINA』
『莉奈17-夏の想い出』
『ラバー・ダッキー』
『LIGHT IN THE NATURE』
『トゥデイ&イエスタデイリナズ2006→2008(サブラDVDムック)』
Video & DVD
『Rinacci』シリーズ (#1, #2, 最終回)
『The Prime』
『Happy☆Beach』
『りな日和』
『milky fox』
『NINE BALL』
『dejavu』
『LOVER DACKY』
『What's Up!』
* 『Prism』

多岐にわたる活動を展開し、多くのファンに親しまれた長崎莉奈さんは、芸能界を離れた後も新たな分野でキャリアを築いています。

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