長州力

長州力（ちょうしゅう りき）

長州力（本名：吉田光雄）は、1951年12月3日生まれの元プロレスラー及びYouTuberで、山口県徳山市（現在は周南市）出身です。彼は静岡県熱海市に在住し、北海道猿払村のふるさと納税大使を務めています。在日韓国人2世として生まれ、2016年に日本に帰化しました。韓国名は郭光雄（かくこうゆう）です。ニックネームは「革命戦士」で、入場曲には異母犯抄作曲の『パワーホール』を使用しています。血液型はO型です。

生い立ちと学生時代

長州力は、四人兄弟の末っ子として生まれました。父親は韓国から日本に渡り、廃品回収業を営んでいました。この出自により幼少期には差別を経験しながらも、スポーツに親しむ日々を過ごしました。特に柔道と野球を学び、岐陽中学校では柔道部に、後に山口県桜ケ丘高校のレスリング部に特待生として進学しました。高校3年生のときには、インターハイで準優勝、国体での優勝を果たしました。

その後、専修大学商学部に入学し、レスリングに打ち込むこととなります。在学中にオリンピック代表に選ばれ、ミュンヘンオリンピックに出場しました。卒業後、1974年に新日本プロレスに入団し、本格的にプロレスラーとしての道を歩み始めます。

プロレスキャリアの初期

1974年8月8日、長州は新日本プロレスでデビューし、サソリ固めで勝利を収めました。海外での武者修行を経て、彼の名は「長州力」に変更され、故郷にちなみました。以降、数多くの有名レスラーとの対戦を通じて実力をつけていきます。

彼のキャリア初期には、アントニオ猪木のパートナーとして交流を深め、次第に人気を獲得していきましたが、当初は思うようにブレイクしませんでした。1982年にはメキシコ遠征でUWA世界ヘビー級王座を獲得し、その後の試合で藤波辰巳との抗争を機に、彼の人気は急上昇します。

かませ犬発言からの革命

長州の転機は、藤波との抗争を通じて訪れました。「藤波、俺はお前の噛ませ犬ではない」という言葉が、多くのファンの心に響き、彼の存在を確立させました。これにより、「革命戦士」というニックネームも浸透し、彼はプロレス界で一躍人気者となりました。

1980年代に入ると、長州はその社会的影響力をさらに拡大し、1984年には新日本プロレスを退団してジャパンプロレスを設立。全日本プロレスに移籍し、名試合を重ねていくことになります。多くの観客を動員し、彼の受けは新しいプロレススタイルの代表格として定着していきました。

復帰とレジェンドの誕生

1987年に新日本に復帰し、新たに現場監督としても活動を開始。彼は、後進の育成や新日本マットの発展に貢献しました。その後も、各地で定期的に試合を行いながら、様々なメディアへの出演やプロレスイベントの企画を行いました。

2019年には引退を果たし、エンターテイナーとしての地位を確立しました。引退後もテレビ出演を続け、新たな活動を行い続ける長州力。彼の人物像は、プロレス界のレジェンドとして多くの人に愛されています。

現在の活動と影響

引退以降、長州はYouTubeやSNSでの発信を通して、新しい世代にも影響を与えています。彼の独特な語り口やキャラクターは、今なお多くのファンに支えられ、その存在感を示し続けています。さらなる成功を収めるために、彼は日々新たな挑戦を続けています。

もう一度検索