長春大房身国際空港
長春大房身国際空港
長春大房身国際空港（ちょうしゅん-だいぼうしん-こくさいくうこう）は、中華人民共和国吉林省の長春市に位置する軍用飛行場です。この空港は、歴史的な背景を持ちながら、現在は国際的な交通のハブとしても利用されています。
沿革
長春大房身国際空港の歴史は、1941年に遡ります。この年、満州国の時代に開港されました。当初は軍用飛行場としての役割を果たしていましたが、1961年には吉林省人民委員会が空港の名称を長春大屯空港から長春大房身空港に変更することが決定され、民間航空と軍用航空が共用する空港へと進化しました。
1962年には、民航総局からの承認を得て、この空港が民用航空の幹線路線に組み込まれました。具体的には、北京、瀋陽、長春、ハルビンを結ぶ運行が行われていました。同年の1月16日には、初めて民間航空機がこの空港に着陸し、新たな歴史が始まりました。最初に着陸した機体は、ソ連製のイリューシンIL-14Pでした。
1972年には航空機の増加に対応するための拡張工事が行われ、その後も1985年にはさらに大規模な工事が実施されました。この際には、2,600メートルの滑走路が新たに増設されています。これにより、長春大房身国際空港はより多くの航空機に対応できるようになりました。
1992年には国務院が国際空港への昇格を承認し、1993年には国際ターミナルが完成しました。このことで、長春大房身空港は正式に国際空港としての機能を持つようになりました。
しかし、2005年には重要な転換点が訪れます。同年の8月26日に民間空港業務を終了し、翌日には長春龍嘉国際空港が開港しました。これにより、長春大房身国際空港は軍用としての機能に特化し、民間航空の業務は新しい空港に移行することとなりました。
長春大房身国際空港は、その軍用空港としての側面に加え、時代と共に変化する地域の交通インフラに貢献してきました。今後も、地域の発展と共に重要な役割を果たし続けることでしょう。
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