長谷川智広

長谷川智広について

長谷川智広（はせがわ ともひろ）は、1990年7月31日生まれの日本の漫画家で、神奈川県川崎市出身です。血液型はAB型で、独特の作風で多くのファンを魅了しています。彼の漫画家としての道のりは、子供の頃に始まりました。そのきっかけは、ゲーム『スーパーマリオワールド』をプレイしたことと、母親のもとで読んだ『スーパーマリオくん』の影響です。これらの体験を通じて、彼はマリオやウルトラマンの落書きを始め、次第に自らもパロディ漫画を描くようになりました。兄にその作品を楽しんでもらうことで、漫画家を目指す決意を固めます。

大学生の時、長谷川は漫画賞に挑戦し、2010年5月期の『週刊少年ジャンプ』のJUMPトレジャー新人漫画賞に応募し、彼の作品「Kiss me, Apollo.」は最終候補に選ばれました。この時、編集者の齊藤優が担当となり、彼の漫画家としてのスタンスに重要な影響を与えました。長谷川は当初、バトル漫画の連載を目指していましたが、齊藤の「ギャグ以外まったくおもしろくない」という言葉に触発され、ギャグ漫画家への転身を果たしました。

その後、彼は2011年4月期のJUMPトレジャー新人漫画賞にて、「獣剣Lovers」で佳作を受賞。この作品は公式ウェブサイトに掲載され、さらに古味直志のアシスタントとしての経験も重ねていきます。2012年には『少年ジャンプNEXT!』に「恋のキューピッド 焼野原塵」を発表し、これが彼のデビュー作となりました。彼の初連載は2013年から2014年にかけて『週刊少年ジャンプ』に掲載された「恋のキューピッド 焼野原塵」です。

その後も長谷川は次々に作品を発表し、2016年から2018年には「青春兵器ナンバーワン」を連載しました。さらに、2019年には「森林守護者モリキング」を発表し、2020年から2021年には「森林王者モリキング」が連載されました。彼の作品はしばしば「人外の主人公が人間と交流する」というテーマを探求しており、これは特に「ウルトラシリーズ」のファンである彼の影響を反映しています。

また、長谷川はゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』の愛好者でもあり、その影響は彼の作品にも少なからず現れています。彼は基本的に『コロコロコミック』を愛読し、尾田栄一郎の『ONE PIECE|ONE_PIECE』をきっかけに『ジャンプ』を読み始めるようになりました。結果的に、2017年時点では『ジャンプ』以外の雑誌をあまり読んだことがないという特異な経歴を持っています。

長谷川の作品には、「最終兵器コンちゃん」や「BLEACHと僕」といった多様なジャンルがあり、実写映画やアニメのレポート漫画も手掛けています。彼の作品は、独自のユーモアと魅力的なキャラクターで多くの読者に愛されています。今後の活躍にも期待が寄せられている若手漫画家の一人です。

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