長谷川誠

長谷川誠：日本のバスケットボール界のレジェンド

概要

長谷川誠（はせがわ まこと、1971年4月2日生まれ）は、バスケットボール界において多大な功績を残してきた日本のプロ選手及び指導者です。彼の愛称は「ひげ」または英語表記の "Mike" です。彼は、日本リーグを制覇し、数々の賞を受賞したことで知られ、プロ契約の先駆者ともなりました。現在はスポーツビズとマネジメント契約を結んでいます。

学生時代

長谷川は秋田県横手市に生まれ、小学校5年生の時にバスケットボールを始めました。彼は雄物川中学校での活躍を経て、能代工業高校へと進学します。この高校では、加藤廣志監督のもとでガードへとポジションを転向し、数々の大会で優勝を果たしました。高校卒業後は、日本大学に進学し、チームの一員として大学三冠を達成するなど、輝かしい成績を残しました。

プロ選手としての軌跡

1994年、長谷川は日本リーグの松下電器に入団。初年度からリーグ優勝に貢献し、新人王とMVPの2冠を獲得しました。1996年にはゼクセルに移籍し、ここでも2部リーグを制覇、翌年にはプロ契約を結び、日本初のプロ選手となります。

2000年にはアメリカのABAに所属するサンディエゴ・ワイルドファイヤへと移籍、これは日本人選手として初の海外プロリーグ選手となる試みでした。帰国後はJBLスーパーリーグでいすゞ自動車及び新潟アルビレックスBBでプレーし、それぞれのチームで準優勝などの好成績を収めました。

2010年、長谷川は新設チーム秋田ノーザンハピネッツにプレイングマネージャーとして加入。彼はそのチームで指導とプレーを両立させましたが、怪我の影響もあり、出場時間は次第に減少していきました。2013年には、42歳の誕生日に現役引退を発表し、指導者への道を選びました。

日本代表としての活動

国際舞台でも活躍した長谷川は、1994年から2000年まで男子日本代表として選出され、アジア大会では3位、ユニバーシアードでは得点王に輝くなど、チームを勝利に導きました。また、1998年の世界選手権出場も果たし、日本バスケットボール界における存在感を示しました。

引退後の活動

現役引退後、長谷川は秋田ノーザンハピネッツのテクニカルディレクターとしてチーム編成やフロント業務を担当。その後、2014年にはヘッドコーチに就任し、指導者としてさらなるチャレンジを続けましたが、2017年には責任を取ってヘッドコーチを辞任しました。さらに、3x3日本代表のアドバイザーコーチや新規クラブチームのテクニカルアドバイザーとしても活躍しています。

引退試合

引退試合は2014年1月25日に秋田市立体育館で開催され、能代工業高校との対戦が行われました。観客は2214名を超え、長谷川フレンズとして知られる友人たちを招いたこの試合では、長谷川自身が11得点を挙げ、長いバスケットボールキャリアの中での一区切りを華やかに締めくくりました。

長谷川誠は、選手としての成功のみならず、コーチングやチーム運営においても優れた実績を残し続けており、これからの日本のバスケットボール界においても重要な人物であることは間違いありません。

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