秋田市立体育館

秋田市立体育館について

秋田市立体育館（あきたしりつたいいくかん）は、秋田県秋田市八橋本町六丁目に位置する大規模なスポーツ施設です。運営は秋田市が行っており、地域のスポーツ活動やイベントの中心となっています。

概要

この体育館は1994年に完成し、秋田市下水道部の隣接地に建てられました。夏季には竿燈妙技大会の予備会場として利用されるほか、バレーボールやバスケットボール、ボクシング、プロレスリングのイベント、さらにはファッションショーなど多岐にわたる催し物にも対応しています。

2001年にはワールドゲームズが開催され、ダンススポーツや体操、エアロビックが行われました。また、2007年の秋田わか杉国体では体操競技の舞台にもなりました。2014年1月にはbjリーグのオールスターゲームが行われ、4,572人もの観客を迎えました。

2016年からは、B.LEAGUEが開幕し、秋田ノーザンハピネッツのホームアリーナとしても使用されることになりました。新リーグの1部参入条件が収容人数5,000人以上という要件を満たすため、当体育館には仮設席が設置されました。この席の設置に際しては、秋田県が資金的に支援する意向を示しています。新リーグでは、主催試合の8割をこの体育館で開催することが求められています。

さらに、2015年9月には秋田ケーブルテレビが命名権を取得し、2015年10月からは「CNAアリーナ★あきた」という名称に変更されています。

旧体育館

秋田市立体育館が現在の場所に移転する前に存在していた旧体育館は、1954年に秋田市川尻町で「秋田市山王体育館」として建設されました。当時の建設費は約5,500万円で、東北地方においては随一の規模を誇っていました。また、国庫の補助を受けるために、当初は隣接する秋田市立山王中学校の体育館という名目で建設されていましたが、1958年に新しい山王中学校の体育館が完成した後、秋田市立体育館へと改称されました。

施設内容

メインアリーナ

• - 面積: 2,540m² (63.5m × 40m)
• - 収容人数: 合計4,556人 (固定席2,468人、増設席2,088人)
• - 使用可能な競技: バスケットボール3面、バレーボール3面、卓球25台、バドミントン12面、ハンドボール1面など多様なスポーツが行えます。

サブアリーナ

• - 面積: 863m² (38.0m × 22m)
• - 使用可能な競技: バスケットボール1面、バレーボール1面、バドミントン3面、卓球10台、新体操マット1面などに利用されます。

その他の施設

• - 卓球室: 面積324m²、卓球5台
• - 多目的ホール: 面積324m²、ダンスや太極拳、ビームライフルなど様々な用途に利用可能
• - ジョギングコース: 810m²、1周250m、幅3mのコースで運動が行えます。

アクセス

秋田駅の西口から、秋田中央交通のバス（臨海営業所線や県立プール線）を利用し、「市立体育館前」バス停で下車することでアクセスできます。

このように、秋田市立体育館は多様なスポーツ競技やイベントに対応した設備を備えた重要な地域の文化・スポーツ拠点です。

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