長谷部七郎

長谷部 七郎（はせべ しちろう）

長谷部七郎は、1924年3月19日に秋田県で生まれました。彼は日本の政治家として、日本社会党に所属し衆議院議員を1期務めたことで知られています。彼の政治キャリアの始まりは、1941年に秋田県立金足農業学校（現在の秋田県立金足農業高等学校）を卒業したことに遡ります。卒業後、長谷部は農林省に就職し、秋田食糧事務所で働き始めました。その後、全食糧労組秋田支部の委員長として労働運動にも深く関与しました。

1955年からは秋田県議会議員に選出され、4期にわたって県議を務めました。この間、地域の発展に貢献し、秋田の農業や食糧問題に関心を持って取り組みました。長谷部の政治活動は、秋田の地域の声を国政に届けることを目指したものでした。

1969年に行われた第32回衆議院議員総選挙において、彼は秋田2区から日本社会党の公認を受けて立候補し、当選しました。これにより、衆議院議員としての道が開かれ、国政における議論や政策形成に参加する機会を得ました。しかし、彼の議員としての任期は短く、1972年の第33回衆議院議員総選挙では残念ながら落選してしまいます。

その後、長谷部は政治の第一線から退くことになり、1976年10月5日に亡くなりました。彼の死は秋田地域の政治界において大きな損失とされ、多くの人々に惜しまれました。

家族について

長谷部七郎の家庭についても触れておきましょう。彼には息子が一人おり、長谷部誠という名で知られています。長谷部誠は、元由利本荘市長を務めた政治家として、父の志を受け継いで地域に貢献してきました。父親の影響を受けながら、長谷部誠は地域社会の発展に寄与する活動を続けています。

参考文献

長谷部七郎に関する詳細な情報は、以下の参考資料からも得ることができます。1941年から1976年にかけての政治の歴史に触れることができる資料が豊富に存在しています。特に、秋田県議会事務局編『秋田県議会史』や衆議院・参議院が編纂した『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』は、彼の政治的活動や秋田における功績を詳述しています。また、『朝日選挙大観』や現代物故者事典の索引なども、彼の人生や政治家としての軌跡を知る上で重要です。

長谷部七郎の政治的遺産は今日も秋田県の政治に影響を与えており、彼の足跡をたどることは、地域の歴史を理解する上で重要です。

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