長野亮

長野亮（ながの りょう）は、1971年1月24日生まれの日本の放送人であり、NHKのアナウンサーとして活動しています。

経歴と人物

神奈川県立湘南高等学校を卒業後、慶應義塾大学に進学。大学卒業後の1996年にNHKへ入局しました。以来、全国各地の放送局を渡り歩き、地域に密着した情報番組や報道、全国向けの番組まで、幅広い分野でキャリアを重ねています。

多様な担当番組

長野アナウンサーは、そのキャリアを通じて様々な土地で地域放送の中心を担ってきました。長崎放送局時代には『イブニングワイドながさき』などを担当し、県内のニュースや中継リポートで現地の情報を伝達。静岡放送局では2002年4月から2004年3月にかけて『たっぷり静岡』を担当しました。

松山放送局に在籍していた期間は、愛媛県だけでなく四国地方全体のニュースや情報発信に携わり、『おはようえひめ』や『四国羅針盤』といった番組に出演しました。高知放送局勤務時には、直接画面に登場せず高知県のニュースを「影読み」で伝えることもありました。

名古屋放送局では、東海3県や東海北陸地方のニュースに加え、地域に根差した取材を基にした番組『ナビゲーション』などを担当しました。

全国番組での活躍

東京アナウンス室へ異動後は、全国放送の番組でその存在感を示しました。特に、将棋への造詣が深いことから、『囲碁・将棋ジャーナル』に準レギュラーとして出演。プロ棋士の対局を伝える『竜王戦』や『将棋名人戦』といった中継番組にも不定期ながら携わりました。報道・情報番組では、『NHK BSニュース』（月～金曜午前）、『NHKニュースおはよう日本』のリポーター、『首都圏ネットワーク』のリポーターを務め、最新の出来事を伝えました。また、健康情報番組『きょうの健康』ではキャスターを、自然や動物の世界を紹介する『ワイルドライフ』ではナレーションを担当するなど、教養・ドキュメンタリー分野でも活躍しました。

再び地域へ

東京での勤務を経て、再び地域放送の現場へ。旭川放送局では、『ほっとニュース北海道 あさひかわ』や北海道内のニュース、週末の『ニュース北海道645』などを担当し、北海道の情報を発信しました。高知放送局へ再赴任した際には、『こうちいちばん』で編集責任者という重要な役割を担い、番組制作の指揮を執りました。

そして現在は山口放送局に所属しており、『情報維新!やまぐち』でリポーターを務めるほか、ローテーションの一員として夜間の『情報維新!やまぐち845』や早朝の『情報維新!やまぐち645』といったニュース番組のキャスターを担当しています。また、2022年7月8日に発生した安倍晋三元首相銃撃事件の際には、山口県下関市にある安倍晋三事務所から緊急の中継リポートを行い、緊迫した現地の状況を全国に伝えました。その他にも、『Yスペ!』や2024年1月26日放送の『おたよりさんぽスペシャル 知られざる世界へようこそ』といった特別番組にも出演するなど、山口県の顔として活動しています。

嗜好と趣味

長野アナウンサーは、多趣味なことでも知られています。特に音楽への関心が高く、作詞・作曲を手掛けるほか、ドラムやギターの演奏、歌唱も楽しみます。また、将棋も趣味の一つであり、これが将棋番組への出演に繋がった側面もあるでしょう。

1996年入局の同期には、住吉美紀氏（現在はフリー）や上野速人氏、中條誠子氏、伊東敏恵氏ら、多数のアナウンサーがいます。

各地での経験と東京での幅広い活躍、そして多趣味な一面を持つ長野亮アナウンサーは、現在も山口の地で視聴者にニュースや情報を届け続けています。

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