長野県松川高等学校

長野県松川高等学校について

長野県松川高等学校（通称: 松高）は、長野県下伊那郡松川町に位置する公立の高等学校です。本校は地域の教育ニーズに応じて設立され、元々は私立の学校として始まりました。現在では県立学校として多くの生徒に親しまれ、地域の発展にも寄与しています。

沿革の歴史

本校の歴史は1959年にさかのぼります。この年、松川町を含む2町3村の要望により、学校法人塚原学園が私立の塚原学園天竜高等学校を設立し、松川町立旧上片桐中学校跡地に校地を構えました。1965年には、同校の野球部が第37回選抜高等学校野球大会に出場し、多くの注目を集めましたが、翌年には重要な試合に敗れ、夢の舞台である春夏出場を逃しました。

その後、1977年12月には学校法人塚原学園がこの高等学校を大阪府の社会医療法人清恵会に譲渡しました。1978年には私立天竜光洋高等学校と名を改め、在校生は新しい校名の元での進級を続けました。1984年には飯田市や下伊那郡内の20市町村による一部事務組合松川高等学校組合が設立され、1985年にはこの学校も組合学校へと移行し、組合立長野県松川高等学校として新たにスタートを切ります。

その後1987年に長野県に移管され、正式に長野県松川高等学校となりました。2003年からは普通科総合選択制やエリア制、2学期制を導入し、現代の教育ニーズに応える体制を整備しています。そして2009年には開校50周年を迎え、記念式典を盛大に行いました。

教育目標と人材育成

本校では、人格の成長を重視し、知識、徳性、身体能力が調和の取れた人間性豊かな人材を育成することを目指しています。この教育理念に基づき、生徒たちは多様な学びの機会を得ることができ、心身ともに成長しています。

出身者と校章の紹介

松川高等学校からは、元プロ野球選手の鈴木照雄さんや、音楽バンドのGLIM SPANKYのメンバーである松尾レミさんと亀本寛貴さん、さらには競輪選手の前島恭平さんなど、多くの著名人が巣立っています。また、校章はペンを中心に、芯を持った人材を象徴するように3対ずつの松葉が配置され、中央には「高」の文字がデザインされています。

校歌とアクセス

校歌は井出賢次さんが作詞、飯沼信義さんが作曲したもので、学校の伝統と誇りを表現しています。最寄駅は東海旅客鉄道飯田線の上片桐駅であり、アクセスも非常に便利です。

松川高等学校は、地域の期待に応える教育を提供し、未来を担う優れた人材を育成しています。

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