上片桐駅

上片桐駅について

上片桐駅（かみかたぎりえき）は、長野県下伊那郡松川町上片桐に所在する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。

歴史

この駅は、1920年（大正9年）11月22日に伊那電気鉄道の駅として開業しました。当初は高遠原駅からの延伸区間の終着駅であり、一般駅としてその歴史をスタートさせました。その後、1922年（大正11年）7月13日には伊那大島駅まで路線が延伸され、途中駅となりました。

1943年（昭和18年）8月1日、伊那電気鉄道線が国有化され、飯田線の一部として鉄道省（後の日本国有鉄道）の駅となりました。1971年（昭和46年）1[[2月1日]]には、荷物と専用線発着を除く貨物取扱が廃止され、1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東海とJR貨物に継承されました。

1994年（平成6年）3月1日に無人駅となり、1996年（平成8年）3月には貨物列車の発着がなくなりました。1997年（平成9年）11月1日にはJR貨物の駅としての業務も終了しました。2009年（平成21年）2月には駅舎が建て替えられ、鉄骨製の駅舎となっています。

駅構造

上片桐駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車の交換が可能です。現在は伊那市駅が管理する無人駅となっています。かつては、駅の北側に日本セメント（現・太平洋セメント）のサービスステーションがあり、そこへ続く専用線が存在していました。これらの施設は1996年（平成8年）3月に使用停止となり、後に撤去されています。

のりば

駅には、以下の2つのホームがあります。

1番線：飯田方面
2番線：辰野方面

利用状況

長野県統計書によると、1日平均乗車人員は以下の通りです。

2007年度 - 405人
2009年度 - 381人
2010年度 - 384人
2011年度 - 363人
2012年度 - 347人
2013年度 - 384人
2014年度 - 389人
2015年度 - 428人
2016年度 - 384人
2017年度 - 379人
2018年度 - 359人

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

松川タクシー
長野県松川高等学校 - 最寄駅として学生の利用が多い。
太平洋セメント上片桐サービスステーション
アルプス中央信用金庫上片桐支店
JAみなみ信州上片桐支所

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

飯田線

■快速「みすず」

伊那大島駅 - 上片桐駅 - 七久保駅

■普通

伊那大島駅 - 上片桐駅 - 伊那田島駅

参考文献

曽根悟（監修）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 3 飯田線・身延線・小海線』朝日新聞出版、2009年7月26日。

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

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