長野県道16号岡谷茅野線

長野県道16号岡谷茅野線について

長野県道16号岡谷茅野線は、長野県岡谷市を起点とし、諏訪市を経由して茅野市に至る主要地方道です。この道路は、諏訪湖の西岸を通ることから、通称「西街道」と呼ばれており、地域住民にとって重要な生活道路であるとともに、観光客にとっても便利な道路となっています。

路線概要

岡谷市の本町交差点から始まり、諏訪湖西岸を南下し、諏訪大社上社前などを経て、茅野市の国道20号中河原交差点に至ります。諏訪湖の東岸を通る国道20号に対し、この県道は西岸を通り、岡谷市中心部と茅野市街地を結ぶ幹線道路としての役割を担っています。

起点付近のJR跨線橋では、複雑なルート設定となっています。かつては平面交差だった丸山橋南詰が立体交差化されたため、一度南下してから右折し、さらに鋭角に右折して跨線橋下を通過する形となりました。これは、周辺の交通渋滞を緩和するための措置です。

諏訪市湖南地区から中洲地区にかけては、山麓の集落内を通る区間があり、道幅が狭く、二車線が確保されているものの、歩道が側溝上に設けられている箇所も少なくありません。この区間には、市道である新川バイパスが並行しており、交通の円滑化に役立っています。

神宮寺交差点付近は、かつて上下線で一方通行が異なっていましたが、改良工事により対向通行が可能になりました。また、終点は、国道152号の路線変更により、旧国道を編入したため、茅野市新井交差点から中河原交差点まで延伸されました。

路線データ

起点: 岡谷市新屋敷
終点: 茅野市（旧：諏訪郡茅野町）
重要な経過地: 諏訪市
起点詳細: 岡谷市字分経4870番の1地先（本町交差点）
終点詳細: 茅野市宮川字中道通4017番の1地先（中河原交差点）
実延長: 16.2779 km
道路法: 第7条第1項該当号：1号

歴史

1920年（大正9年）：諏訪郡中洲村神宮寺から同郡宮川村間を府県道神宮寺宮川線として認定。
1922年（大正11年）：中洲村神宮寺から同郡平野村岡谷間を府県道神宮寺岡谷線として認定。神宮寺宮川線を延長し、神宮寺茅野停車場線へ変更。
1956年（昭和31年）3月12日：長野県道岡谷茅野線として認定。
1971年（昭和46年）6月26日：主要地方道に指定。
1993年（平成5年）5月11日：建設省により、主要地方道として再指定。

路線状況

重複区間

長野県道50号諏訪辰野線（諏訪市豊田）
国道152号（茅野市宮川・高部東交差点 - 茅野市宮川・安国寺西交差点）

地理

通過する自治体

岡谷市
諏訪市
茅野市

交差する道路

長野県道14号下諏訪辰野線・長野県道254号楢川岡谷線（岡谷市本町・本町交差点、起点）
長野県道185号岡谷下諏訪線（岡谷市天竜町）
長野県道50号諏訪辰野線（諏訪市豊田）
長野県道183号神宮寺諏訪線（諏訪市中洲）
国道152号（国道299号重複）（茅野市宮川・高部東交差点）
国道152号（茅野市宮川・安国寺西交差点）
国道20号（茅野市中河原・中河原交差点、終点）

沿線施設

諏訪湖
SUWAガラスの里美術館
諏訪大社上社本宮
ギャラリー


長野県道16号岡谷茅野線は、地域の生活を支えるとともに、観光客にとっても魅力的な道路です。この道路を利用して、諏訪地域の豊かな自然や歴史、文化に触れてみてください。

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