長野運動公園総合運動場総合市民プール

長野運動公園総合運動場総合市民プール (アクアウィング)

長野運動公園総合運動場総合市民プール、通称アクアウィングは、長野県長野市吉田五丁目に位置する屋内水泳施設です。元々は1998年に開催された長野オリンピックのアイスホッケー会場として建設され、その後長野パラリンピックのアイススレッジホッケー会場としても利用されました。アクアウィングという愛称は公募により選ばれ、大会後には水泳施設として生まれ変わりました。

目的と歴史

施設は、オリンピックおよびパラリンピック終了後、市民プールとして広く利用されることを目的として設計されました。長野市では、イメージを一新するために氷を張る設備を撤去し、水泳を楽しむための空間として親しまれるようになりました。今では、国内外の水泳大会が開催できる環境が整っており、観客席も設けられたことで多くの水泳イベントが行われています。

2015年には、長野市が市民プールに改修を加え、新しい更衣室や観客席の設置が行われました。オープン以来、アクアウィングは地域住民や水泳選手にとって大切なスポーツ施設となっています。

施設概要

アクアウィングの建物は、地上3階、地下1階の構造で、全体が鉄骨や鉄筋コンクリートを用いて造られています。特に注目すべきは、スライド式の可動屋根を備えた50mメインプールとダイビングプールです。50mプールには10コースが設けられ、競技用として国際公認されています。双方のプールは水深調節機能を持つため、さまざまな水泳トレーニングに対応可能です。
また、施設には更衣室、シャワー、ジャグジー、観客席（2000席）のほか、会議室も併設されています。

設備詳細

• - 50mメインプール: 最大10コース、うち8コースが国際公認フルコースです。水深は可動床によって0mから3mまで調整可能。
• - 25mサブプール: 水深1.2mと1.4mの固定床を持ち、6コースを提供。
• - ダイビングプール: 25mと20mの長方形で、水深は最大5mのすり鉢状です。

現在の運営

現在、指定管理者としてシンコースポーツ株式会社が運営しており、地域の水泳競技やイベントが頻繁に行われています。また、2021年にはインターハイ水泳競技大会の開催も予定されており、今後も多くのスイマーに利用されることでしょう。

近代的な施設は、地域住民の健康促進や水泳競技の発展に寄与しており、市民に愛される存在となっています。これからも多くの人々に利用され、長野のスポーツ文化の一翼を担う場所であり続けるでしょう。

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