長野里美

長野 里美について

長野里美（ながの さとみ、1961年8月15日生まれ）は、日本の著名な女優で、神奈川県に生まれ育ちました。彼女は神奈川県立多摩高等学校を経て、早稲田大学第一文学部を卒業。その後、2021年3月15日には長年所属していた融合事務所を退所し、同年4月1日から新たにaggregate TOKYOに所属しました。私生活では、俳優で劇作家の上杉祥三と結婚しています。

長野は2012年に解散した劇団第三舞台の元看板女優としても知られており、小劇場の女王とも称された存在です。彼女は夫の上杉と共に演劇ユニット「トレランス」を構設立し、舞台活動を続けています。

経歴とキャリア

大学在学中の1981年に演劇研究会に参加し、その後鴻上尚史が主催する第三舞台に加わりました。彼女は1981年の作品『宇宙で眠るための方法について』で家出少女の役を演じたことで注目されました。以来、悲しみを秘めた明るい女性役を鮮やかに表現し、劇団の象徴的存在となりました。特に彼女の着ぐるみ姿は多くのお客さんに愛され、印象に残る代表的な演技スタイルとなりました。

1990年代以降は、外部公演やシェイクスピア作品にも多く出演し、小劇場ブームの時代には「西の高田聖子、東の長野里美」と呼ばれるほどの人気を得ました。さらに、1996年からは文化庁の海外研修員としてロンドンに留学した際、現地の演劇シーンに触れ、視野を広げました。

留学中には上杉と結婚し、その後、2002年に二人で「トレランス」を立ち上げ、数々のオリジナル作品を演出しています。特に三谷幸喜演出による『ロスト・イン・ヨンカーズ』や『君となら』にも参加しており、2016年にはNHK大河ドラマ『真田丸』で初出演を果たしました。ここでは、真田信幸の病弱な妻・こう役をユーモラスに演じ、大いに話題を集めました。

2023年には第30回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞し、女優としての実力と存在感を改めて証明しました。

主な出演作品

舞台

長野は数多くの舞台に出演しており、代表的な作品には以下のようなものがあります：

• - 第三舞台 公演

- 『宇宙で眠るための方法について』（1981年）
- 『リレイヤー』（1983年、1985年）
- 『春にして君とわかれ』（1985年）
- 『深呼吸する惑星』（2012年）

• - トレランス 公演

- 『神経衰弱』（2002年）
- 『クレオパトラの鼻』（2004年）
- 『アセンション2012』（2009年、2010年）

• - 外部公演

- 『ロミオとジュリエット』（1992年）
- 『ハムレット』（1992年）
- 『月の輝く夜に』（1996年）

テレビドラマ

長野は多数のテレビドラマでも活躍し、代表的な作品には以下が挙げられます：

• - NHK 連続テレビ小説『ファイト』（2005年）
• - 日本テレビ『ごくせん 第2シリーズ』（2005年）
• - TBS『あなたには帰る家がある』（2018年）
• - フジテレビ『アンナチュラル』（2018年）

映画

映画でもその存在感を発揮し、以下の作品に出演しています：

• - 『世界の中心で、愛をさけぶ』（2004年）
• - 『君の膵臓をたべたい』（2017年）

まとめ

長野里美は、幅広いジャンルで活躍する女優であり、その演技力と個性的な存在感で多くのファンに支持されています。今後の彼女の活動からも目が離せません。

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