関空アイスアリーナ

関空アイスアリーナ

関空アイスアリーナは、大阪府泉佐野市に位置する全天候型のスケートリンクで、2019年12月15日にオープンしました。この施設は、特に冬季オリンピックに向けて次世代のアスリートを育成するために建設され、地元のりんくうタウンおよび泉佐野市の発展を支える重要な拠点として機能しています。

概要

このスケートリンクは、平昌オリンピック（2018年）や北京オリンピック（2022年）を見据えて、選手育成やスポーツ振興を目的に設計されています。土地は大阪府が所有しており、35年間の事業用定期借地権を結んで利用しています。また、建物のリース契約はMULプロパティ株式会社（現在の三菱HCキャピタルエステートプラス株式会社）と泉佐野市が締結し、その総額は約28億円にのぼります。泉佐野市は一般社団法人関空アイスアリーナにこの施設を転貸する形で運営しています。

このプロジェクトは泉佐野市と一般社団法人関空アイスアリーナが協力して推進し、内閣府の「ふるさと納税企業版」の対象事業として初めて承認されました。また、資金調達の取り組みとして、2016年8月から2017年3月にかけてクラウドファンディングが実施されました。

ナショナルトレーニングセンターについて

2020年4月には、フィギュアスケート選手向けの国のナショナルトレーニングセンター（NTC）としての指定を受け、2022年4月にその更新が行われました。この施設の管理運営者である一般社団法人関空アイスアリーナは、文部科学省から毎年度資金を受け取っており、近年の委託費は令和2年度が約3741万円、令和3年度が約3992万円という金額になっています。

設備紹介

関空アイスアリーナは、メインリンク（60m x 30m）とサブリンク（45m x 10m）及び2面のカーリング専用レーンを備えています。最大1500席の観客席、休憩所、貸靴コーナー、さらにはトレーニングのための各種設備も整っています。さらに、競技用トランポリンや会議室、セミナー室も完備されており、幅広い利用が可能です。特に、子供連れの家族にも安心して利用できるように、キッズルームや授乳室も設けています。

アクセス

アクセス面でも便利で、JR西日本や南海のりんくうタウン駅からは徒歩5分の距離に位置しています。また、阪神高速4号湾岸線の泉佐野南出入口からも車でわずか3分のため、遠方からの来訪者にも配慮されています。

まとめ

関空アイスアリーナは、スポーツの振興のみならず地域活性化の一環としても重要な役割を果たしています。施設を利用する選手や家族、観客たちにとって魅力的な環境が提供されており、地域に密着したスポーツ文化の形成に寄与しています。

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