関菜々巳

関菜々巳：女子バレーボール選手の軌跡

関菜々巳（せき ななみ）は、1999年6月12日に生まれた日本の女子バレーボール選手です。千葉県船橋市に生まれ育ち、彼女のバレーボールの旅は、小学校時代に始まりました。姉の影響で小学2年生からこのスポーツに触れ、すぐにその魅力に引き込まれました。

小学校から中学校の成長

彼女は船橋市立法典西小学校で塚田JSCに所属し、関東大会にも出場。小学6年生ではキャプテンを務め、チームを引っ張る存在になりました。中学校では船橋市立行田中学校に進学し、2年生からセッターとしての道を歩み始めます。3年生になると、憧れの高校生バレー選手に触発され、千葉県立柏井高等学校への進学を決意します。

高校生活と競技の技術向上

柏井高校では、当初アタッカーとしてプレーしていましたが、セッターに転向しました。特にミドル攻撃の重要性を認識し、トスワークに注力するようになりました。2016年には第18回アジアジュニア女子選手権大会（U-19）に選出され、2017年には全日本ジュニアオールスタードリームマッチのキャプテンとしての役割を果たしました。高校最後の年には、全日本バレーボール高等学校選手権大会に参加し、チームを率いてベスト16に進出しました。

プロ選手としてのキャリア

2017年11月、関は東レアローズへの入団が決まりました。最初は同期がいない不安もありましたが、先輩たちのサポートによって無事チームに溶け込むことができました。2018-19シーズンからは正セッターとして活躍し、チームを準優勝に導き、その功績が評価されて最優秀新人賞とベスト6を受賞しました。2019年には初めての日本代表入りを果たし、モントルーバレーマスターズでベストセッター賞にも輝くなど、数々の成果を収めることができました。

さらなる活躍と国際舞台

2020-21シーズンでは、全試合出場でチームの全勝優勝に貢献し一次メンバーとして誇り高くプレーしました。2021年度には日本代表メンバーに選ばれましたが、オリンピック出場は果たせませんでした。それでも2022年の世界選手権では正セッターとしてチームを活躍させ、5位に導くことに成功しました。2024年2月には、海外リーグ挑戦のため東レアローズを退団し、6月にはイタリアのセリエA1リーグに所属するイモコ・コネリアーノへの入団が発表されました。

学業と人物

関は、バレーボールだけでなく、高校時代は学業でも優秀でした。通知表はオール5だった彼女ですが、大学には進学せずに高校卒業後すぐにプロの道を選びました。バレーボール選手としての能力だけでなく、しっかりした学業成績も彼女の深い人柄を象徴しています。

これからも関菜々巳選手の活躍に期待が寄せられています。彼女のさらなる成長と活躍を心待ちにしているファンは多いでしょう。

もう一度検索