関西学生対校駅伝競走大会

関西学生対校駅伝競走大会の概要

関西学生対校駅伝競走大会は、関西地区の大学が参加する駅伝競技で、関西学生陸上競技連盟が主催しています。この大会は、1926年から行われているもので、地域の大学生が集い、スピードとチームワークを競い合う一大イベントです。この大会は、関東地区の箱根駅伝と並ぶ重要な駅伝競走と位置付けられており、参加校は年々増加し、競争が激化しています。

開催の歴史

この大会は、1936年1月31日に第1回目が開催され、当初は京都の平安神宮から西宮の阪神甲子園までの65.6kmを7区間で走破する形式でした。最初の大会には関西大学、関西学院大学、日本大学大阪専門学校（現・近畿大学）、大阪商科大学（現・大阪市立大学）の4校が参加しました。初代の優勝校は関西大学で、記録は3時間52分03秒でした。

その後、開催場所や区間の距離は数度にわたり変更されました。2004年までは丹後半島で開催されていましたが、2005年からは琵琶湖沿岸に舞台を移しました。2005年から2012年の間は、びわ湖大学駅伝として新たに設けられ、再び多くの大学が参戦する場となりました。

丹後大学駅伝の誕生

2013年からは、丹後建国1300年を記念して、丹後半島を舞台に丹後大学駅伝として新たに開催されるようになりました。この大会は、関西の学生たちが競い合う新しい形式のものであり、地元の観光資源や食文化と結びついたイベントとしても注目されています。

丹後大学駅伝においては、第75回目の関西学生対校駅伝競走大会が実施され、参加校は前年度の上位校から選出された20校で構成されます。野球などのスポーツと同様に、駅伝でも競争が激化しており、出場校は年々増加し続けています。

コースレイアウト

2013年から2022年までは、京丹後市久美浜浜公園からスタートし、宮津市役所前までの84.5kmの全8区間で行われました。2023年にはコースが大幅にリニューアルされ、宮津市民体育館をスタートし、京丹後市の網野町・丹後町を巡る74.4kmのコースとなりました。各区間の距離は以下の通りです。

• - 第1区（09.9km）: 宮津市民体育館→天橋立→一の宮桟橋→阿蘇シーサイドパーク
• - 第2区（11.8km）: 阿蘇シーサイドパーク→丹鉄与謝野駅→酒戸古→京丹後市役所大宮庁舎
• - 第3区（05.6km）: 京丹後市役所大宮庁舎→大宮自然公園→京丹後はごろも陸上競技場
• - 第4区（10.4km）: 京丹後はごろも陸上競技場→峰山→丹後王国フルーツガーデン
• - 第5区（04.6km）: 丹後王国フルーツガーデン→島津→丹後緑風高校網野学舎
• - 第6区（10.3km）: 丹後緑風高校網野学舎→掛津→砂方→間人漁港
• - 第7区（11.4km）: 間人漁港→京丹後市役所丹後庁舎→チロリン村→弥栄小学校
• - 第8区（10.4km）: 弥栄小学校→和田野→峰山→京丹後はごろも陸上競技場

現在の状況と展望

2023年以降、関西学生対校駅伝競走大会は新たな展開を迎え、地元の人々や全国からの参加者が集うイベントとしての地位を確立しています。駅伝という形式は、ただ速く走るだけではなく、チームワークや地域交流を深める場でもあります。今後も、この伝統的なスポーツイベントがさらなる発展を遂げ、関西の大学スポーツの振興につながることが期待されます。

もう一度検索