関西学院千里国際中等部・高等部について
関西学院千里国際中等部・高等部(以下、関学千里国際)は、
大阪府箕面市小野原西四丁目に位置する私立の教育機関です。主に海外から帰国した生徒の受け入れを意図して設立されたこの学校は、国際的な視野を持つ人材を育成するための環境が整っています。この学校は、各学年または各学期ごとに新入生の編入学を認めており、帰国生徒以外でも、中学1年生での入学が可能です。
高等部は、
文部科学省から「
スーパーグローバルハイスクール」に承認されており、教育の国際化に力を入れています。また、校舎内には大阪インターナショナルスクールも併設されており、両校が連携して授業や課外活動を行う「Two School Together(二つで一つの学校)」という理念のもとで活動しています。各生徒が自宅からノートパソコンを持参するBYOD(Bring Your Own Device)方式が採用され、ICTを活用した学びを実践しています。
沿革
関学千里国際は
1991年に「大阪国際文化
中学校・
高等学校」として設立され、これに関西の企業からの支援が多く寄せられました。その後、
1999年に「千里国際学園中等部・高等部」と名称を変更し、さらに
2005年からは関西学院との連携を強化しました。
2008年には両者の合併協議が開始され、
2010年に関西学院千里国際中等部・高等部として新たな歩みを始めました。
年表
基礎データ
交通アクセス
関学千里国際へのアクセスは、最寄り駅の
阪急千里線の
北千里駅や
北大阪急行電鉄・
大阪モノレールの
千里中央駅から可能です。バスを利用すると
北千里駅から約15分、
千里中央駅からは約25分で到着します。
クラブ活動
関学千里国際では多様なクラブ活動があり、生徒は自由に選択して活動に参加できます。シーズン制スポーツ(Sabers)では、特定の期間に活動するスポーツクラブがあり、複数のスポーツを体験することが可能です。年間を通じて行われるスポーツには
トライアスロンや
ランニング、スイミングなどがあり、また文化系のクラブもなんと24種類以上存在します。新たに研究会を設立することも可能であり、興味に応じた多様な活動が奨励されています。
主な卒業生
関学千里国際からは多くの著名な卒業生が輩出されています。例えば、
バレリーナの
木田真理子さんや、バイオミメティックス
デザイナーとして有名な亀井潤さんがいます。また、読売テレビのアナウンサー
西山耕平さんも同校の卒業生です。
関西学院千里国際中等部・高等部は、国際的な教育環境を提供し、地域社会とも密接に連携しながら、未来を担う人材の育成に貢献しています。