関西文化学術研究都市推進機構

公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構について

公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構（通称：KRI）は、関西文化学術研究都市の構築を進めるために設立された組織です。1986年6月に、住宅・都市整備公団（現在は都市再生機構）、京都府、大阪府、奈良県、さらには関西経済界の協力により設立されました。この機構は、地域の文化や学術、研究活動の振興を目指す重要な役割を果たしています。

機構の活動内容

この機構の中核となる活動は、都市の建設と新たな産業の創出、そしてその振興です。具体的には、国や地方自治体、そして経済界との緊密な連携を通じて、新産業の育成や環境エネルギー産業の振興に取り組んでいます。これにより、けいはんなプラザに本部を置き、多様なプロジェクトを推進し、公共資金を活用して地域の発展に寄与しています。

また、大阪オフィスが関西経済連合会の中に設置され、新事業支援機関であるアイ・アイ・エス（新事業創出機構）との連携を強化し、実効性のある支援を行っています。

組織の進化

2009年には、産官学の協力のもとに「けいはんな新産業創出・交流センター」の統合が行われ、さらなる機能強化が実現しました。2012年には、財団法人から公益財団法人へと移行し、法的な裏付けをもってその活動を推進しています。

この機構は、関西文化学術研究都市建設促進法や基本方針に基づいて、その使命を担うとともに、都市の設計や情報発信、合意形成の促進に尽力しています。2府1県の知事や商工会議所会頭によって構成される関西文化学術研究都市建設推進協議会の事務局も担当しています。

歴代の会長と理事長

この機構の組織は、関西経済連合会の会長や副会長が会長に就任する仕組みとなっています。また、理事会は奈良県、大阪府、京都府の副知事などから構成されており、都市再生機構から出向された常務理事がその役割を果たしています。歴代の会長、理事長の一覧は以下の通りです。

会長

• - 日向方齊（1986年6月～1987年6月）
• - 宇野収（1987年6月～）
• - 秋山喜久（1999年6月～2009年3月）
• - 下妻博（2009年4月～2011年6月）
• - 森詳介（2011年6月～2012年3月）

理事長

• - 宇野収（1986年6月～1987年6月）
• - 小林庄一郎（1987年6月～1994年6月）
• - 稲盛和夫（1994年6月～1995年6月）
• - 立石孝雄（1995年6月～1996年2月）
• - 西八条實（1996年2月～）
• - 立石義雄（1998年6月～2009年3月）
• - 矢嶋英敏（2009年4月～2011年6月）
• - 柏原康夫（2011年6月～2020年6月）
• - 堀場厚（2020年6月～）

このように、公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構は、地域の文化・学術・研究の発展に寄与するため、様々な活動を展開しています。

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