関西演芸しゃべくり話芸大賞

関西演芸しゃべくり話芸大賞

関西演芸しゃべくり話芸大賞は、NPO法人関西演芸推進協議会が主催する漫才のコンテストです。この大会は、関西地域の演芸文化を発展させることを目的としており、毎年多くの若手芸人たちが参加しています。大会のコンセプトは「芸人を育て、よりよき鑑賞者を育てる」であり、地域の演芸を維持し、楽しむための舞台を提供することにあります。

大会の概要

この賞は2012年に創設され、プロとアマチュアを問わず参加できることが特徴です。予選を勝ち抜いた約10組の芸人が決勝戦で、1組あたり7分間の持ち時間で「話芸」を競います。「話芸」とは、会話の面白さと言葉の面白さを磨き上げ、芸として展開するもので、漫才や漫談、スタンダップコメディなど多輪にわたります。

大会のルールの一つとして、審査シートには所属するプロダクション名が記載されておらず、演芸業界にあまり関わらない審査員が選考を行います。このため、斬新で多様な才能が発見されるチャンスが生まれます。

優勝までの流れ

毎年6月頃に、予選への案内とエントリーシートが配布され、道頓堀ZAZA POCKET’Sで予選が行われます。この予選は2日間にわたり実施され、参加者は関西演芸推進協議会のメンバーによって審査されます。予選を勝ち抜いたグループは本戦に進出し、優勝者には30万円の賞金とラジオ大阪の番組出演権が授与されます。また、準グランプリには10万円の賞金が贈られ、その他にも奨励賞や特別賞が用意されています。

本戦に進出できなかったグループには、将来への期待から奨励賞が授与されることもあります。なお、第7回大会のみ特別に優秀賞が新設されました。

予選会でのパフォーマンスは4分間、決勝戦になると7分間に延びるため、参加者たちは限られた時間内で自らの魅力を最大限に引き出す必要があります。

歴代の決勝結果

大会の開催地はYES-fmで、決勝戦の模様が放送されます。過去の大会では、輝かしい顔ぶれが出揃っています。

例を挙げると、以下のようなグループが奨励賞を受賞しました。

• - 第1回大会では「かおりーん」や「下水処理場」などが選ばれました。
• - 第3回では「アルミカン」や「熱いお茶」などのグループが奨励賞を受けました。
• - 第6回には、「ダークニンゲン」、「エジソン」などが活躍しました。

各回を通じて、ユニークかつ才能あふれるグループが多数登場し、それぞれが関西演芸文化に新しい風を吹き込むことに寄与しています。

関西演芸しゃべくり話芸大賞は、これからも若手芸人たちのステージとして成長し続け、演芸文化の発展に貢献していくことでしょう。

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