関電工

株式会社関電工（かんでんこう）

株式会社関電工は、東京都港区芝浦に本社を構える、関東地方主要の総合設備企業です。主に電気設備工事を中心に、リニューアル工事、エネルギー工事、空調・給排水設備工事や通信工事など多岐にわたるサービスを展開しています。設立は1944年で、もともとは東京電力にゆかりのある企業としてスタートしました。現在でも東京電力との強い関係性が残ります。

概要

株式会社関電工は、設立当初の名称である「関東電気工事」を1984年に「関電工」に改称しました。会社の略称としては「関工」が用いられることが多く、これは皆が誤解を避けるためのものであります。コーポレートカラーは白地に幅広の青と細いオレンジ色の斜線が特徴的で、作業車やユニフォームにも広く使われています。

沿革

関電工の歴史は1944年にさかのぼります。関東配電の資本参加を受けて、関東電気工事株式会社が7社で統合されて設立されました。1948年には多摩支社が設置され、1959年には大阪支社も設けられるなど、早い段階から全国展開が進められました。1960年には本社を文京区に移転し、次第に東証二部に上場,
1961年には上場企業としての地位を固めました。1970年にはフォワード・エンジニアリングを展開し、さらに空調工事など新規事業に着手しました。

特に1978年には香港に支社を設け、以降も国際展開を進めています。1984年には商号を現在の「株式会社関電工」に改称し、その後も子会社設立や事業の多様化を図りました。1990年には名古屋支社を開設し、その後数年で九州支社、つくば技術研究所なども設置されています。

2000年代に入ると、ITや通信関連の事業にも力を入れ、トレンドに応じた子会社も数多く設立されました。たとえば、2008年には川崎設備工業を連結子会社として、電気工事業の幅を広げ、メンテナンス業務や人材派遣など多角化を進めています。

子会社・関連会社

現在、関電工は数多くの子会社を持ち、の中には川崎設備工業、佐藤建設工業、関工ファシリティーズ等が含まれます。これらの子会社は、それぞれの専門分野に特化しており、効率よく工事やメンテナンス業務を行っています。たとえば、川崎設備工業では空調衛生工事を、佐藤建設工業では送配電工事を手掛けています。

提供サービス

関電工は提供するサービスが多岐にわたっており、工事だけではなく、エネルギー関連の管理や保守作業、さらには地域密着型のリース業務や不動産管理へも進出しています。また、映像関連のサービスとして地域の高校野球中継を支援するなど、社会貢献にも力を入れています。

まとめ

株式会社関電工は、長い歴史の中で多様なサービスを展開し続ける総合設備企業です。これからも持続的な成長と地域貢献を目指し、さまざまな事業に取り組んでいくでしょう。

もう一度検索