阪急神戸高速線

神戸高速線の概要

神戸高速線は、兵庫県神戸市で運行される阪急電鉄の鉄道路線であり、新開地駅から神戸三宮駅までの約2.8キロメートルを結んでいます。この路線は、神戸高速鉄道が第三種鉄道事業者として線路を所有し、一方で阪急が第二種鉄道事業者として列車の運行を行っています。神戸高速鉄道内では、阪神電気鉄道の路線と一体化して東西線という名称で運営されており、都市計画法に基づいた名称は「都市高速鉄道2号三宮線」です。

開業と歴史

神戸高速線は1968年に「東西線」として運営を開始し、神戸市中心部で阪急神戸本線や山陽電気鉄道本線と接続します。開業当初から新開地駅 - 高速神戸駅間は阪神神戸高速線との重複区間となっており、ほとんどが地下を走る路線です。正式な起点は新開地駅ですが、運行上では神戸三宮駅から新開地駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなります。

1987年には神戸高速鉄道が阪急と山陽から車両を借りて運営を行っていましたが、鉄道事業法の施行により1988年からは阪急・山陽がそれぞれの区間を運営する形になりました。その後、2010年には運行管理業務が阪急に移管され、神戸高速線は阪急神戸線という名称で統一されました。

路線データ

• - 管轄及び路線距離:

- 阪急電鉄（第二種鉄道事業者）: 新開地駅 - 神戸三宮駅間 (2.8km)
- 神戸高速鉄道（第三種鉄道事業者）: 新開地駅 - 神戸三宮駅間 (2.8km)

• - 駅数: 4駅（起終点駅含む）
• - 複線区間: 全線複線
• - 電化区間: 直流1500Vで全線電化
• - 最高速度: 65km/h

運行形態と列車種別

神戸高速線では、阪急・阪神・山陽各社の車両が運行に使用されています。現在は全ての列車が各駅に停車する形で運行されています。

列車種別

• - 特急: ほぼ終日の運転で、阪急大阪梅田駅 - 新開地駅間が主な運行経路です。
• - 通勤特急: 平日朝ラッシュ時に運転される特急です。
• - 準特急: 22時以降に運転されており、阪急車両が使用されています。
• - 急行: 土休日の深夜に運行される、非常に限られた列車です。
• - S特急: 一時的に消滅していた阪急方面への運行が、近年復活しました。
• - 普通: 各社による運行があり、非常に多様な形態が見受けられます。

各駅と運営

全駅は神戸市内に位置しており、主要駅である神戸三宮駅や新開地駅は他社との接続が行われる共同利用の駅です。そして、運営は阪急と阪神がそれぞれの駅で行っています。

まとめ

神戸高速線は、神戸市内の鉄道網において重要な役割を果たしており、歴史や運行形態の変化を経て、現在に至るまで多くの地元住民や観光客に利用されています。運行形態の複雑さから、利用者は様々な情報に注意しながら、スムーズな移動を心掛ける必要があります。神戸を訪れる際には、ぜひこの路線を利用してみてはいかがでしょうか。

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